マルチな活躍をした青島幸男ですが
作詞家としても 多くのヒット曲を送り出しています
クレイジーキャッツの曲も多く
彼らに歌わせるには コミックソングになるのですが
歌詞をよく読んでいると 何かしら 哲学的な あるいはえらいお坊さんの説教のような
メッセージが込められているような気がしてしまいます
●スーダラ節
http://j-lyric.net/artist/a052e25/l01db96.html
https://www.youtube.com/watch?v=63_2L8QHC2o
やってはいけないことを並べ
「分かっちゃいるけどやめれらない」
人間の 「性(さが)」 ですね
悪いとは分かっていても ついついやってしまう
それが犯罪のようなことなら自制もするのでしょうが
ものすごく悪いことではないので 軽い気持ちでやってしまう
そしてそのあと意味不明の「あそれ スイスイスーダラダッタ・・・」
意味不明ではあるけど こうして人間は だらだら生きて行くものなのだというのに
妙に はまるフレーズです
●ホンダラ行進曲
じっくり読んでみてください
http://j-lyric.net/artist/a052e1f/l01db8b.html
https://www.youtube.com/watch?v=CGUNy-eVNBU
何度も出てくる「ホンダラッダホイホイ」が
各人によってどういう風にでも当てはまるような気がします
1番では「どうせこの世は」
2番では「どうせ女は」「だから男は」
と あきらめの境地
そして3番では「だから行かずに」
4番では「だからやらずに」
「いかんのかい!」「やらんのかい!」とつっこみを入れたくなりますが
悟りのようにも思えます
そしてスーダラ節と同様 妙にはまる長い意味不明のフレーズが続いて
じっくりと考える時間を与えてくれます
やらないことが最善の策ということもあるということでしょうか
●これで日本も安心だ!
http://j-lyric.net/artist/a000d73/l01db93.html
やる気のない若者 頼りない若者を嘆いています
そしてまた 長く続く意味不明の言葉
しかし最後はどういうわけか
「これで日本も安心だ」となるのです
「心配」ではなく「安心」です
そういや自分も 若いときはそうだったな
人の世の中 こうやってだらだらと回っていくものなのだということでしょうか
なまじっかみんながやる気満々だったら
世の中は悪い方へ流れていってしまうよと言うことなのかもしれません
あれだけ頭のいい人ですから
コミックソングの中に秘められた
なにかメッセージがあるような気がしてなりません
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