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2017年06月24日00:02

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『花失せては面白からず』-山田教授の生き方・考え方-

 一橋大学は、わが国の大学ではもっとも早く演習(ゼミナール)を導入し、大学教育の中核にした大学といわれていますが、seminarの語源は、seed(種)だそうです。
 そこでは、教員と学生が一緒に種をまく仲間といわれています。
 城山三郎は、一橋大学の前身、東京産業大学予科に入学し、改名された一橋大学入学後、山田雄三教授のゼミナールに属していましたが、山田教授の晩年は、元日に山田教授が泊まっているパレスホテルに出向き、2人きりのゼミナールを毎年の恒例行事としていたのでした。
 それを描いた、城山による『花失せては面白からず』-山田教授の生き方・考え方-は、学問における師弟関係の最良のものを見る思いです。
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