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2017年06月22日19:33

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加計は時系列で見てみると「総理の意向」など関係無い事が良く分かる

加計新文書「個人メモ」と菅氏
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4632169


「加計問題」の真相は時系列で見てみると真相が良く分かる。決着後に作成した「ご意向」文書、「広域的に」の解釈も大間違い。

加計学園をめぐる「文書」について、文部科学省の再調査と内閣府の調査結果が公表されたが、野党やマスコミは「いまだに真相が明らかになっていない」という。しかし、時系列を追えば真相は分かる。

2015年6月30日、閣議決定で獣医学部新設「4条件」が決まる。閣議決定では16年3月末までに文科省は需要見通しを出すように求められていた。しかし、それができず文科省の負けになった。「泣きの延長」となった16年9月16日の時点でも見通しを出せず完敗。ここまでが課長レベルでの交渉だ。

その勝負がついた後に、「文科省文書」が書かれている。文科省が部内向けに言い訳しているにすぎないものであることは明らか。

前川喜平・前文科事務次官は、そのようないい加減な文科省文書を、よく「本物だ」などと取り上げたものだ。前川氏の記者会見にも間違いが多かった。「行政がゆがめられた」というが、文科省のゆがんだ行政が、内閣府に正されただけである。

課長レベル交渉で決着がついている以上、「総理の意向」が働くことなどありえない。文科省の文書にある「総理の意向」という文言については、文科省側のでっち上げ・口実の可能性さえある。

文科省の文書再調査では、獣医学部の新設について「広域的に」と書き加えた文書が出てきた。「広域的に存在しない地域に限り、獣医学部の新設を認める」という意味のもので、この文言が入ったことで、大阪府内の大学に獣医師養成課程がある京都産業大は新設を諦めざるを得なかった、と解説するメディアがあった。

文科省の再調査では、この文言を書き加えるよう指示したのは萩生田光一・官房副長官とされていたが、実際には山本幸三・地方創生相の指示であることがのちに明らかになった。

これについてマスコミの多くは、「辞任するクビを差し替えた」と捉えたようだ。つまり、萩生田氏を守るために、責任を山本氏に押し付けようとしている、ということなのだろうが、まさにこれこそ「読めていない」のだ。

もともとは「萩生田氏が『広域的に』という文言を加えるように指示している」というメールを、内閣府の職員が文科省側に送ったということだが、これは内閣府の人が単に指示の主体を間違えただけである。

それに、前述のとおり、一部マスコミは「広域的に」の文言が加わったことで、事実上、京産大が排除されたと解説していたが、これは間違いだ。

地方行政をやっている者なら知っているはずだが、「広域的に」とは、複数の市町村に、という意味合いである。その意味であれば、京産大は申請可能だったのだ。しかし、獣医系団体からの政治力学が働いたため、1校しか新設できなくなってしまったし、加計の方が申請が先だったので、そうした事情を知っている京産大はそんな無粋なことをやらなかっただけである。


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