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2017年07月02日01:26

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卒業、即、引退。

日付変わって今日、山下はるひが、アイドルを辞める日を迎えた。

これだけ濃厚にかかわってきた子が卒業するのは、48グループ以外ではおそらく初めてになる。
そして卒業が即、芸能界引退というのも本当に久々だ。

この規模のグループでは、paletの最初の推しだった大塚光以来となる。
もっともひーぽんの場合はアイドル活動は9か月しかやっていないし、1か月に1回程度しか顔を出さないままだったということもあって、実はそれほど胸に迫るものというのはなかった。
それにひーぽんは地元が同じで、実は卒業後、一度東海道線で偶然遭遇したことがある。
今でもpalet改めPALETの節目のライブには顔を出してくれるし、インスタもやっているなどそんなに寂しさを感じることはない。

今回のはるひの卒業を迎えるにあたって思い出したのは、5年前のSKE48平田璃香子の卒業だった。
彼女はとても優しくて懐の深い人だった。あの規模の、それも個性派集団と言われた当時のSKEをまとめ上げたリーダー。

当時の俺は前職を辞めて派遣や契約社員で食いつないでいた状況だったので、時間は比較的融通が利く状態だったのだけど、カネがなくてね。
あの卒業公演は平日の名古屋ダイヤモンドホール。なけなしの諸々を売り、それでも足りなくてヲタ仲間や家族に借りたりしながら、往復夜行バスで駆けつけた。
次の日も普通に仕事だったのだけど、帰りの夜行バスは全く眠れなくて真っ暗な天井を眺めながらずっと一人で泣いていた。
彼女自身は、あの時点では引退ではなかったし、「またね」と言って終わったのではあったが(結局、3年後に静かに引退してしまった)、あの時のひたすら悲しいという感情に、きっと今回は似たものになるのだろうと思っている。

明日、ライブが終わってしまえば、はるひとはおそらく二度と会えない可能性が高い。
引退というのは、イコール本当の別れでもある。

アイドルとオタクという奇妙な関係性ではあるけれども、それでも人間同士の星の数ほど繰り返される出会い(と別れ)の一つではあると思うし、だからこそ、何も感じることなく見送れる訳はない。そこには積み重ねてきた「絆」のようなものがあると思っている。それが断ち切られる瞬間ということで、何と言うか・・・

はるひにとって新しい人生が始まる明日は出発の日でもある。
その道の先が幸せであることをオタクとして祈る。それしかできない。
アイドルやっている子の幸せと、オタクの幸せってのはイコールではないことが多い。
それを経験的に分かっているから、去りゆく背中を見ながらきっと何とも言えない気持ちになってしまうんだろうな。

去年の2月、ベルハーからもえちが卒業した後に、夏過ぎかな?
まだ残っていたベルハー時代のアカウントから就職先が決まった旨の報告とともに、「みんなで何か集まってやりたい」みたいなことを発表していたことがあって、
それに対するもえち推しの言葉が思いのほか冷淡だったのが印象に残っていて。

俺だったら、たとえ卒業・引退していたとしても、喜んでしまうのだけどな。
オタクはあくまでも「アイドルやってる子」をアイドルとして扱って、
卒業までは精一杯やる一方、卒業した後はスッパリと感情を切断する、
だからこそ、再び出てきたもえちに反発する心理ってのもあるのかな?って

そのあたりが、俺はイマイチ駄目で。
切り替えるのに、少し時間が必要なタイプだと思う。

もえちの話を聞いた時に、自分はオタクになり切れない中途半端なオタクなのだと痛感した。
そんなにスッパリ切り替えられないのだよ。
そしてできることなら、自分自身の幸せも大切にしたいという思いが徐々に出てきていて。そうなってしまうと、ドルオタは続けられなくなってしまうかもしれない。

これ以上去られないための唯一の方法は、そもそも出会わないこと、というのは真実なのかもしれないけれども、さすがにそれはニヒルが過ぎるので、何かしら希望が見つかれば良いのだけど。

ともあれ、少し寝て明日に備えることになる。夏風邪、なんとしてでも治さなきゃ。
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