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2017年05月19日09:50

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懐かしい車 その7

この車自身は、当時でもほとんど見ることはなかったレア車なので
「懐かしい」というのは当てはまらないかもしれないけれど
別の意味で日本車と深い関係のある、とても古い車が走っていました。
フォト

イギリスの、今は無き自動車会社、ローバーの216i。
カブリオレですね。

往年の名車ローバーは、当時品質の不良から販売が低迷。
一方、軽自動車や小型車が得意のホンダは、
アコードより上の高級車の販売を目論んでおり、
両社の思惑が一致して提携し、共同開発することとなった。

ホンダはホンダ初の3ナンバー車、レジェンドを出し、
ローバーは、ローバー800(スターリング)を出した。
この両車、ハードはホンダ、ソフトはローバーで開発され中身は一緒。
しかして外見はそれぞれ別々にデザインされていました。

どう見てもローバーの方がかっこよかったなぁ。
ホンダもスターリングのデザインでレジェンドを出していたら
日本でももっと売れたんじゃないのかなぁ。
とは言え、アメリカではレジェンドは大当たりで
ローバーは全然売れなかったのは生産品質の問題だったらしい。

さてその共同開発、もう1台ありまして、
ローバーの200と400という1600クラスの車。
こちらは日本ではコンチェルトという名で売られました。
こちらもハードはホンダ製。内装や外装デザインはローバーでしたが
レジェンドと違って両社同じデザインで売られました。
結果、イギリスでは大当たり。
しかして日本ではまったくの不人気車でしたね。

だけどもこの車、私は大好きで3台位乗りました。
エンジンはホンダ製のキャブとインジェクションがあって
このインジェクションのエンジンが速い。
さらにリアルタイム4WDで、ABS付。これは当時初でした。
またシートはイギリス風に厚く、1600ccなのにパワーシート!
さらに本革シート仕様までありました。
それにイギリス風のネコ足セッティングのサスペンション。
ホンダ車としては異例にストロークが長く、
乗り心地がいいのにコーナーでは踏ん張る。
いやぁ最高でした。名車でしたね。
しかしてその外見と価格の高さ(1600で一番高価だったと思う)で
まったく不人気でしたが、それが中古では安くなる要因なんですよね。
我が家では3年落ちの4WDで一番上級のグレードを安く買って長く乗りました。

という意味で懐かしいローバーの216i。
うちのはセダンでこちらはカブリオレではありますが、
エンジンや内装、メーター周りはまったく同じ。
うん、やっぱ懐かしいなぁ。

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