読売ジャイアンツ5-9広島東洋カープ
2回戦(カープ2勝)
東京ドーム
C|024010020|9
G|200030000|5
勝利投手 床田1勝
敗戦投手 内海1勝1敗
本塁打
(C)新井2号��3号��
エルドレッド3号��4号��
(G)阿部5号��
村田1号��
投手
(C)床田-ジャクソン-薮田
(G)内海-宮國-池田-谷岡-山口(鉄)
先発、床田は初回と中盤に1発を浴びて5失点も7回を投げ抜く。
打線は新井とエルドレッドが2回と3回に2打席連続本塁打を放ち逆転。
中盤に迫られるも堂林の適時打で突き放して引き分け挟んで9連勝を飾る。
床田がプロ初勝利を飾り、新井が前田智徳を抜いて通算安打数2120本達成で球団歴代3位となる。
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昨日に続いて攻撃で主導権を奪い返す強力かつちょっと強引な試合運びで9連勝し、破竹の快進撃を今日も続ける事が出来ました。
その原動力は、新井貴浩とブラッド・エルドレッドの両ベテラン。
昨日、初の4番を務めてインパクトを残した鈴木誠也に比べて完全に蚊帳の外だった事に刺激されたのかは分かりませんが、打ちも打ったり二人で4本塁打7打点。
しかも、2回3回と2イニング連続で同一選手二人が2打席本塁打というちょっとあまり聞いたことがないような記録にもなりました。
また、新井はこの2本の本塁打が前田智徳の持つ通算安打数を追い抜いて球団歴代3位に上りつめてもいます。
歴代3位という事はその上にいるのは山本浩二と衣笠祥雄というカープ球団史上最強のレジェンドのみですから、色んな意味で記憶に残る本塁打たちと言えそうです。
ついでに言えば、第1打席、第2打席ともに打った方向も同じで、更に余計な事もつけたせば打った相手は新井が阪神にいた頃は「新井にちょっと顔が似ている」という理由でカープファンからヘイトを集めた内海哲也という…。
こんな大記録に沸いた試合にあって、5失点とお世辞にも好投を見せたとは言い難かった床田寛樹が7回を投げ抜いてプロ初勝利にありつく事ができました。
とはいえ、前回もそうですがこういう投球内容の投手を7回まで引っ張るのは非常にリスキー過ぎであり、床田本人にもかなり酷だったと思います。
はっきり言って、正しい判断だったとは思えません。
この続投は床田に対する首脳陣の期待と連勝中故の余裕と考えても良いかもしれませんが、むしろ中崎翔太の離脱と昨日のブレイディン・ヘーゲンズの酷い投球で層も質も低下しつつあるリリーフ陣の負担への懸念がそうさせたと言えるでしょう。
ですが、昨日、今日と日替わりで投手を起用したりと柱がいなくなったらいなくなったで、この長いシーズンを今のような戦力のブルペンでどうやりくりという意図と覚悟がよくわかりません。
現状は、多少の懸念を吹き飛ばすような打線の連日の爆発はあります。
しかし、それが止まる時が来てしまうのは必然で、その時に準備が不足していた場合はどうなるかというのは昨年のソフトバンクホークスや96年のカープによる悲惨な終盤戦を挙げずともわかるかと思います。
現状は今日、昨日と好投した薮田和樹や中田廉が救世主に名乗りをあげそうですし、ジェイ・ジャクソンや今村猛もまずまずの投球ではあります。
まずは、打撃戦になりそうな展開でいかに先発を諦めていかに我慢できる陣容を定める為のルールを決めるか。
大型連勝中だからこそそういう部分もしっかり見せてもらいたいとは思えてもきます。
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