mixiユーザー(id:230733)

2017年05月08日18:03

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10年

今から10年前というと2007年である。僕が自分の会社として設立したのは2008年だから、そこから数えると来年が10年。でも2007年にはもうハノイで今の会社を経営していた。ただその時は自分がオーナーではなかった。

なので正確には起業をしてから来年が10年ということになるのだろうか。

ネットの記事にこんなのがあった。

http://logomk.com/life/2309/

【会社を興す(起業する)というのは非常に難易度が高い。事実、新規で起業した会社が5年後も倒産せずに生き残っている確率は15%、10年後となれば5%しかない。】

5%である。ほぼ絶望的な数字である。5%の確率に賭けるなんてばくち打ちだ。

もしこの数字を2008年の僕が知っていたら起業をしなかっただろうか。今となっては答えられない質問である。

なんとなく10年近くが経過した。

2008年にお仕事をいただいていた顧客は、我々のような事業から完全に撤退することになった。その顧客は大きな会社の子会社だった。当社は吹けば飛ぶような会社だ。でも当社はまだ同じことを続けている。

さらに設立に深くかかわって、そもそもその会社からの仕事のためにハノイに会社を作ったのだけど、いろいろとあって、2007年から全く疎遠になっていた会社は今年の4月で親会社に吸収された。

2007年の時点はその吸収された会社に残った人たちが生き残ったはずで、僕はほぼ死んだも同然の状態から生き延びてきた。

10年続ければもう安心ってことなら本当に楽だろう。5%の確率に生き残ってもこれからも残る保証なんてどこにもない。常に不安定な心理状態にいるわけでそれが一生続くのだ。

それでも、結果論のようなだけど、僕は起業して良かったと思っています。

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