■意外と多い「死ぬのが怖い人」―「無になるのが恐ろしい」「生まれ変わってゴキブリにでもなったら」
(キャリコネ - 04月02日 12:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4508117
ゴキブリが、「かつて人間であった記憶をもち、それらしく振る舞っている様子」など観察したことがない。ほかの生き物についても同様。
「生まれ変わり」が、「変わり」というからには、「以前の性質を受け継いでいる」ことが前提なはずだけれど、そんなことをまるで考慮しない「恐れ」の源がわからない。
「命そのもの」とか「魂」とか、「今ここ」を捨象した「謎の同一性」を想定しているように思われる。
仮に、「この私の意識」も「生きてきた記憶」もなしの、抽象的な命があったとして、それがゴキブリに注ぎ込まれたとして、どうしてそれが「私」足りうるのだろうか。
「今」を馬鹿にして、「永続」を夢見ているあなたの依って立つ所は、一体どこなのか。
ある独我論者は、「私」とは「今」の別名ではないか、と考察したが、たぶん、ほとんどの人には届かないだろう。
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