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2017年03月08日23:25

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教育勅語の最大の問題点は「勅語」であること

■稲田氏「教育勅語の精神、取り戻すべきだと今も思う」
(朝日新聞デジタル - 03月08日 20:57)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4468299

教育勅語を素晴らしいと主張する人は、大体文中の「父母に孝に兄弟に友に夫婦相和し朋友相信じ〜」あたりの「徳目」が間違っていないことのみを以て、教育勅語の復活云々の論拠にしているように思われます。
これらの「徳目」自体は、絶対的なものかはともかく、確かにある種の道徳に基づいた、「間違っていない」内容であると思います。

しかし、だから教育勅語は良いものだ、とは絶対にならないと考えます。

ソモソモ論として、民主国家である我が国では、「教育かくあるべき」と「天皇のお言葉」を推し戴く筋合いはありません。教育勅語は、あくまで「皇祖皇宗の遺訓」として天皇が訓辞、下賜する、という形をとっており、そのこと自体が、民主国家である現在の教育と全く整合しないのは明らかでしょう。
次に、「問題ない」とされる徳目にしても、教育勅語全体をキチンと読むと、これらの徳目は「以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」に繋がっている、即ち結局のところ「天皇を支えなさい」というのが教育勅語のいう徳目の本質的な目的になっているわけです。

ただ「教育勅語には素晴らしいことが書いてある」と言っている人は、キチンと勅語を読んで、そう言うことを言っているのだろうか、と不思議でなりません。
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