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2017年03月08日23:06

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今更感が漂うYO!(DJ駄犬メモ)

■稲田防衛相、教育勅語を評価=籠池理事長と面識
(時事通信社 - 03月08日 21:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4468304

かつての教育勅語の内容について、肯定するべきか、あるいは批判するべきかは人によって異なるだろう。ただ福島瑞穂社民党党首の質問の意図は明確である。安倍政権のアキレス腱である稲田防衛相の失言を招くことだ。

そして稲田防衛相は教育勅語について肯定する立場を取った。保守勢力、それも日本会議のように復古主義的な立場を取る場合は肯定するしかないのであるが、これで左派勢力はまた批判材料を手に入れた。政局に影響をあたえるようなものでもないが、国会外のリベラル勢力やマスメディアが攻撃するには十分だろう。ただこれも自己満足で終わる程度の話ではある。

一方で教育勅語のごとき戦前的美徳に対する保守の浪漫というのもあるようで、こういったものが復活すれば日本という国が良くなると思い込んでるようである。

ただ私はそういった浪漫に賛同しかねる。教育勅語は既に過去のものであり、今更、復活させたところで何の意味があるのだろうか?という疑問があるからだ。

確かに教育勅語は『一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ』という戦争のような国家危機を前提とした内容以外はそれほど突飛なものではないし、現在でも十分に通用する内容である。

だが逆に言うと平凡なのだ。これを現実の教育に落とし込む事が平凡な教師にできるのだろうか?たとえば、『朋友相信シ』 と言うだけで、生徒同士がみんな信じ合ってくれるなら、いじめなんて起きるわけがないだろう。現実はもっともっと複雑である。

はっきり言って今更、教育勅語を復活させて、カリキュラムに取り込んだところで、ほとんど意味をなさないし、役にも立たないのではないのだろうか?おそらく復活させても保守の自己満足で終わるであろう。このように与野党共に自己満足で終わる話を国会でやっていることが実に馬鹿馬鹿しく思える。

おわり犬

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