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2017年02月23日08:17

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『太陽の下で―真実の北朝鮮―』

ドキュメンタリー映画『太陽の下で―真実の北朝鮮―』を見てきました。

ドキュメンタリーといっても、撮影を許されたのは当局が演出を加えた虚構の世界だけで、でも監督はその不自然な演出をしている部分の隠し撮りも公開することによって、真実に迫ろうとしました。

映画は一人の少女を通して描かれますが、北朝鮮ではとにかく子供の頃から、学校でもどこでも「偉大なる大元帥様」に身も心も捧げるということを徹底的に叩き込まれ、個人の自由などというものは微塵もないようです。

私が思うに、北朝鮮は未だに日本の戦時中の感覚なのだと思います。絶対的な権力が存在し、国民に真実は隠され、外国は敵である。ですから、現在の日本をはじめとする多くの国の常識は通用しません。

あるいは、韓国ドラマの歴史ものや日本の戦国時代に近いのかもしれません。だから権力者は、自分に都合の悪い人は殺すのが当たり前なのでしょう。

つまり、生きている次元が違うのです。彼らにはそれが当たり前ですから、こちらの感覚は理解できないのでしょう。こういう国と対するには、戦時中、あるいは戦前の日本とどう付き合うかを考える必要があるかと思います。

下手をすれば戦争になるでしょうし、あまり追い詰めて窮鼠猫を噛むようなことになるのも避けるべきでしょう。だからといって理不尽な要求には応えられませんが、こちらは戦うつもりはない、できれば仲良くしたいという態度で接することが必要かと思います。

もちろん、日本としても許せない問題は未解決だし、過去には日本も相当ひどいことをしてきたようですから、あちらの恨みもとてつもなく根深いものがありそうです。でも、これ以上関係を悪化させないように、少なくとも日本はなんとか友好的な関係を目指すべきだと思います。
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