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2017年04月18日20:27

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事の経緯を調べないまま意見する人が多すぎる

まずこの学校は事故報告書の不十分により事故を再調査させられている。

>大分市の私立岩田中で今年5月、当時3年生の男子生徒が体育の授業中に倒れて死亡する事故が起きた。男子生徒の両親らは「学校側の調査は不十分」と訴えており、遺族と学校側が26日に県庁で協議。医療関係者ら第三者を交え、事故の事実関係を再調査することを決めた。
 死亡したのは柚野(ゆの)凜太郎さん(14)。学校の事故経過報告書によると、事故は5月13日、同中の体育館で体力測定の一環で20メートル区間を往復する「シャトルラン」の最中に発生。教員は開始から約7分後、柚野さんの目の焦点が合っていないなどの異変に気づき、やめさせようとしたが、意識を失って倒れたという。

 教員は事務室で救急車を要請し、体育館に戻って心臓マッサージをした。その後、別の職員が職員室から自動体外式除細動器(AED)を持ち込み、倒れて約6分後に電気ショックを与えた。しかし柚野さんは心肺停止状態で病院に搬送され、2日後に死亡した。
 一方、父真也さん(42)らが現場にいた複数の生徒から話を聞いたところ、柚野さんは倒れるかなり前から異変がみられたといい、真也さんは「事故は予想できたのではないか」と指摘する。事故直後に教員が現場を離れたことや、AEDが体育館になかったことなども問題視しており、「危機管理があまりにずさん。息子の命は救える命だった」と語気を強める。岩田中の柳井修校長は「第三者の意見を聞きながら話し合い、誠意を持って対応したい」としている。

↑このように、現場にいた複数の生徒と証言が一致しない事から、まず学校側の隠蔽体質が窺える。

そして別のニュースでは、今回の卒業式出席拒否は事故対応の指針に沿っていない、とされ批判されている件。↓

>大分市の私立岩田中で体育の授業中に倒れ、死亡した三年柚野(ゆの)凜太郎さん=当時(14)=の両親は三月、学校から卒業式への参加を拒まれ、警察に通報される騒ぎとなった。学校の対応は、文部科学省が昨年春に示した「学校事故対応に関する指針」に沿っておらず、指針を取りまとめた一人は「遺族へ誠実に歩み寄るべきだ」と批判する。

(中略)今年三月二十四日の卒業式。「凜太と一緒に卒業したい」と友人が訴え、空席に遺影を置いた。柚野さんの名前が読み上げられると、クラスメートが「はい」と声をそろえた。学校は二日前の同二十二日、理由は示さずに両親の式への参加を認めなかった。納得できない両親は当日、他の保護者と同様に学校を訪ねたが、職員に制止された。敷地に入ると、通報を受けた大分県警に事情を聴かれ、式は終わってしまった。
 柚野さんの母親(40)は「代わりに返事をしてくれた友達の声を聞きたかった。息子に何も報告できず、悔しい」。学校側は取材に、両親を拒んだ理由を「面会などで感情的になることがあり、式の運営に差し障りがあった」と説明する。
 文科省は昨年三月、こうしたトラブルを防ぐため、全国の都道府県知事などに学校事故対応の指針を通知した。法的な拘束力はないが、卒業式について「保護者の意向も確認し参列も検討する」と明記している。
 大分県も今年一月から、指針に基づき、両親と協議するよう数回要請したが、学校側は「意向がどうあれ、決定は変わらない」と話し合いの場を持たなかった。
 指針の作成に当たった有識者会議のメンバーで、京都精華大の住友剛(つよし)教授(教育学)は学校の対応に「明らかに趣旨に反している。今回をスタンダードにしてはいけない」と言い切る。
 指針は「最低ラインの取り組みを示したもの」と指摘し、「文科省も学校向けの研修を強化するなど、教育現場への浸透に責任を持つことが必要だ」と話している。

↑の記事からも分かるように、今回学校側が言い訳に利用した「本校の生徒の保護者ではない」を理由に断ることは正当化されるべきでなく、「スタンダードにしてはいけない事例」とされている。
世間の印象として、なんとなく被害者の親御さんが手もつけられないほど暴れるキチガイと連想されているように思われるが(私も最初はそう思った)、実際は違うようで、まともに話し合いすら持たない学校側に普通に抗議しただけと思われる。
世間には様々な見解があるようだが、個人的には学校側を擁護する理由はないと考える。


授業中に亡くなった中学生の卒業式、学校側が遺族の出席を拒否して波紋 父親「限界に近づいています」と心境吐露
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4532001
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