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2017年03月04日11:47

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荷物

我々の若い頃、(些か旧い言葉だが)所謂マイホームパパは、
「環境のいい郊外の一軒家」を購入し、
通勤に時間はかかるが、妻子のため、と考えた。
私も例外ではなく、如何にもそれらしい家を購入した。
2人の息子はその家から学校に通い、
卒業、就職し、家を出て行った。
2000年に新潟に転勤となり、家を空き家にした時は、
何の疑いもなく、いつかはあの横浜の家に戻るつもりだった。

その後、東京勤務になり、
通勤に便利な日本橋人形町にマンションを購入して、
郊外の家は、別荘気分、
そのうち、どちらかの息子が住むだろうとも考えていた。

今、普段は姫路、連休時に人形町だが、
横浜の家は、もろもろの維持費がかかるし、
時々風を通さねばなどと気にもかかる。
近年、二人の息子がそれぞれマンションを購入し、
郊外の一軒家には興味がない。
時代は一軒家からマンションへ・・・らしい。

仕方がない、家を整理しようと決意した。
昨年5月の連休、お盆、正月、1月、2月と作業を続け、
多量の粗大ごみ、普通のごみをだし、大半の家具を処分、
エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電も、廃却、
2月25日に、飾り棚等の家具3点と、諸々の段ボール30個を
人形町のマンションに運んで、終了。
作業の主体は私より監視人殿だが、決して若くはない上に、
姫路から通っての作業は結構なものだった・・・らしい。

空になった部屋は広々として、リビングでは卓球が出来そうだ。
最後に庭を見ると、桜の木は枝先を膨らませ、
梅の木は下の方から花を咲かせ始め、
クリスマスローズは、下向きに地味な花を咲かせている。

取りあえず、宿題の一つを終え、
背中の荷物が少し軽くなった気分。
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