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2017年01月16日18:42

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【映画】 疾風スプリンター 【☆3.4】

※記憶保持が主目的の為ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【疾風スプリンター】 (Theatre)
2017年
総合評価 3.5 → ☆3.4

「シナリオ」 (1.0) … 3 → 3
「演出全般」 (1.2) … 4 → 4.8
「心理効果」 (1.5) … 3 → 4.5
「視覚効果」 (1.1) … 3 → 3.3
「音響効果」 (0.9) … 3 → 2.7
「教養/啓発」 (0.8) … 4 → 3.2
「俳優/声優」 (0.7) … 4 → 2.8
「独創性」 (0.8) … 4 → 3.2
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【ストーリー】
自転車ロードレースにまつわる山あり谷ありのサクセスストーリー。トップクラスの実力と高潔な人格を持つ濃いイケメンと、トップクラスの才能と強い競争心を持つ亀好きな濃いイケメンと、前者二人と比べると見劣りするけど高い能力を持つあっさり系のイケメン、そしてやたら故障の多い女性選手を中心とした人間ドラマ。
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≪キーワード≫
香港 ロードレース

【魅力】
・作り込み感
・王道的ストーリー

【不満】
・冒頭の解説
・兎と亀の話のピンと来ない感

【印象に残ったシーン・台詞】
アキレス腱
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【少し突っ込んだ感想】
観た人を着実に感動の虜にした「激戦」の監督。紛れも無く彼のテイストが入っていて期待は裏切らないものの、心理効果は相対的に低いと思う。理由としては、前作の方が登場人物が薄幸な設定で、追い詰められてる感が伝わった事、またロートルが巻き返す、という展開がオッサン心をくすぐる、また自転車のレースよりもガチの格闘技の方がストレートに緊迫感が伝わりやすい、等が考えられる。

魅力として、ロードレースの知識が皆無でも、なんとなくルールや危険性が伝わってくる解りやすい演出が挙げられるけど、何故この演出力がありながら、冒頭で「ロードレースでは上位○○のチームに入ることが最高の名誉とされ…(うろ覚え」的なテロップを入れたのか。この時点で映画としては興ざめしてしまう。それと、エンドロールで撮影の裏舞台流すのやめて欲しい。褒めて欲しいのか?と穿った見方をしてしまう。ただ、体当たり演技によるレースの緊迫感は流石で、もしこれより緊迫感のある映像演出ができるなら観てみたい。意外とCGであっさりできてしまうかも知れないけど…。

それと展開が予定調和過ぎるかな…。困難はあったものの、才能溢れる選手がその道を目指して、至るべき地点へ至っただけの話なので、言い方は悪いけど「普通」の話。「アキレス腱移植してあんな結果残したのは凄い!」という論理かもしれないけど、ヒロインがアキレス腱切りながらそのまま良いタイムで完走できてしまっていたのでファンタジー感が邪魔をする。

そういえば、「兎と亀」の話はなんだったのだろうか?どう見てもあの濃いイケメンは亀じゃなくて兎サイドの人だと思うのだけど。凄く違和感があった。しかもアキレス腱切ってたので、「アキレスと亀」の話に絡めてくるのかな?と思ったけど全く無かったのが不完全燃焼。そんな逸話絡めてくるのはインド映画ぐらいか。
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