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2017年02月04日16:18

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「寒雀・どんど焼き」句 &2月5日句会募集

先月句 ●兼題:「寒雀」「どんど焼き」の2題
1月15日(日)13:30〜16:40 事務所にて

どんど焼き炎渦巻き空に果つ
竹はぜる音響きたりどんど焼き
青き空食い尽くしてやどんど焼き
どんど焼き炎の中に神踊る
寒雀チチチチチチとお宿かな
千本の鳥居くぐりて寒雀
けんけんぱひだまり跳ねる寒雀   里沙

寒雀枝に寄りあいて綿のごと
ふんわりと両手添えたし寒雀
青空も灼いてしまふやどんどの焔
ふくふくと温もりまとい寒雀
どんど消え振舞う甘藷の甘さかな
どんど火の崩れハレの日終わりゆく
どんど焼火勢に加ふ人の群れ     橙

おしくらまんじゅうはみ出して飛ぶ寒雀
寒雀まるまると群れさっと飛び
左義長の餅待つ児等も愛らしき
野に生きて命燃やせよ寒雀
左義長やいまだ天まで届かざる
燃やせ燃やせどんどん燃やせどんど焼
燃え舞ふ書捕まえきれず吉祥あげ ヨッシー

ひなたへと 転がる鞠の 寒雀
寒雀 小さき翼に 鼓動秘す
寒雀 身を震わせて 空気纏ふ
駆け抜けて どんどの煙 蹴散らす子
旧き夢 煙に巻きたる 飾焚
左義長の 竹添ふ手指 組み直す
囲み笑む 子らの声焼く とんどかな rei999

硝子戸を掛軸に変ふ寒雀
吹きあれて枝のたわみや寒雀
来ぬ人を知りて待ちわぶ凍雀
飛ぶことを怖れず待てり寒雀
枝々に制服制帽寒雀
火を見つむりんごのほっぺどんど焼
左義長や田のぬかるみを足おぼゆ  加川

畑に散る足あと小さし寒雀
寒雀手で包たき形して
寒雀何を見るや首かしげ
庭先に高き声して寒雀
天よりはいかに見ゆるやどんど焼き
満点に星を散らしてどんど焚く
音たててのぼるどんどの火花かな  のりこ

ビル風に乗りて踊れや寒雀
どんど焼き祈り昇れや真っ直ぐに
風受けて低く飛ぶかな寒雀    tyama

窓越しのふくら雀に和む午後
まるまると団子のごとき寒雀   
目を閉じて真実探る寒雀    こまねこ

魔の山を屠り火の山どんど焼き
どんど焼き消防車の赤空に映え
発条(ぜんまい)を巻きては弾く寒雀
地にキスを何度も交わす初雀
己の身をかまくら変化寒雀
初雀明暗ゆらぐ朝ぼらけ
どんど焼き瞬きもせず禅を問う サンダル

左義長や詩神火炎の中に起ち
初雀夜明けの沖を見守りぬ
数の子や長女長男子供無き
竹組みてどんど炎柱勢い翔つ
初雀焦土の色を輝かす
どんど火のいまはの達磨眼をかつと
初雀子規球場に九羽居し    霧海先生

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次回の句会は2/5(日) 13:30〜 事務所にて。
兼題は2題です。
●「節分、豆撒(鬼やらひ、豆打、年の豆、鬼打豆、鬼は外、福は内)」
●「猫柳(ねこやなぎ、猫やなぎ)」
●参加費1000円。
ご興味ある方、お問い合わせください。お待ちしております。
※参加予定の方、2月4日(土)中にご連絡いただけると助かります。

※ご参加の方には3回を目安に句会を体験していただくことができます。
その後も継続してご参加いただけるのであれば
正式に「風の道」へ入会をお願いします。年会費は¥12,000です。
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