■大人になると本を読まなくなるのは、なぜ？ 土曜日の午後に読書について思うこと
(ウートピ - 10月22日 14:31)
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僕は子供時代から≪本の虫≫だった。
� ‐�学校時代：
トムソウヤーの冒険、ハックルベリーフィンの冒険、
二年間の休暇（十五少年漂流記）、クオバディス、
江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズ、まごころ、野口英世物語、など。
�◆｜羈愡�代：
夏目漱石の吾輩は猫である、坊ちゃん、森鴎外の舞姫、
武者小路実篤の「友情」、人間万歳、倉田百三「出家とその弟子」、
芥川龍之介の「地獄変」、「蜘蛛の糸」、「蜜柑」、有島武郎の「一房の葡萄」、
志賀直哉の「城崎にて」、など。
�� 高校時代：
チボー家の人々、ジャン・クリストフ、ベートーベンの生涯、フランス革命、
トーマス・マン「トニオクレーゲル」、 三島由紀夫「潮騒」、「金閣寺」、「春の雪」、
野坂昭如「火垂るの墓」、など。
�ぁ‖膤愡�代：
資本論、賃労働と資本、共産党宣言、国家と革命、左翼小児病、マルクス書簡集、
金子光晴「絶望の精神史」、真継信彦「光る声」、柴田翔「されど我らが日々」、
「贈る言葉」、高橋和巳「憂鬱な党派」、「捨子物語」、
Ｗ・フォークナー「Sound & Fury」、「Light in August」、
Ｊ・スタインベック「Grapes of Wrath」、など。
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西平正樹「クラス経営」、Ａ・トフラーの「第三の波」、
Word Power Made Easy、など。
僕の読書癖は、手当たり次第に読むというものではなく、
元々しつこい性格なのか、気に入った書物に出逢うと、何度も何度も読み返し、
文体は勿論、作者の息遣いまで吸収してしまおうという偏執狂的なもの。
従って読書の範囲もごく狭いものにならざるを得なかった。
感銘を受けた作品には必ず読後感想をノートに書いた。
いま読み返してみると、赤面汗顔のあまりキリキリ舞いし、
深夜の街に全裸で逃げ出したくなるほど恥ずかしい。
こんな毒物、誰にも見せられるものか。
これは何が何でも棺桶の中に入れて一緒に燃やして欲しい。
しかしそれでよかったと思っている。
これがのちの人生の様々な場面で測り知れない力となってくれたからだ。
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