ユーフォ2期を視聴しての思いついた事などを綴っています。
1期の時は数話まとめて思いつく事を綴っていましたが、今回も各話ずつではなく数話でまとめた方が良いかなと思案してますが。
遅れながら、2期の第1話が1時間SPとして放映された事により、2期開始までのモヤモヤを打ち消してくれたかのような増量ボリュームで提供されたおかげで、始まる前までの気持ちをすっきりさせてくれました。
第2話 とまどいフルート
数少ない休日に、緑輝の提案でプールへやって来た久美子たち。しかし、考えることは皆同じで、吹奏楽部の先輩たちも夏の思い出にプールへ遊びに来ていた。そんな中、久美子は人混みのなかに希美を見付ける。
アニメ作品での2期でのスタートは、1話から2話までの流れを見て府大会から関西大会までの短い期間の出来事と言う事に、それぞれの話での進み方が早く感じております。
第2話では原作小説2巻の第2章半ばまで進んでいました。
放映が開始されるまでのビジュアルからして久美子とあすか先輩との並び姿とか、憂いの表情のあすか先輩がいたりと多分原作小説3巻まで進めていくのでしょう、と予想しておりますが。
さて、第2話では水着回だと浮かれていると、かなりシビアなお話に至ってしまう訳で、最も個人的には水着回で大喜びする訳でもないのですが(^^;
*原作小説2巻目からのストーリー
久美子に対して正論を語った希美は吹部に思う気持ちはとことんやり抜くタイプだった。
吹奏楽に対して生真面目に捉えていた希美は部活に見限ってしまい、辞めるのを声かけして貰えなかったみぞれは理想に裏切られてしまい、そして色々と見失ってしまった。
吹部を続ける理由を含めて部活を続ける意味を希美に対して本当は自分でも分かってないはず。
つまり、こういう事だったんだなぁ。
第1話から始まった希美再入部希望で、部員達が振り回されてしまう事になってしまい、その問題をなぜか久美子が関わってしまう事で解決(あぁ、これは後々に明らかになるのですが)してしまうのは、やはり主人公であり、そしてストリーテラーとしての役目なのでしょう。
原作小説2巻目から進める2期では、1期でのような足りないところを補うスタンスであったが為に吹部メンバーの様々な人物像を描き、謂わば群像劇となっていたものですが、府大会優勝と言うタイミングから部員達と滝昇との衝突は薄められたようでした。
その結果、2期からでは1期で語られなかった『部員大量退部事件』にメスを入れるかのように、相も変わらずその役を久美子が知らず知らずのうちに踏み入れてしまうのでした。
そもそも『部員大量退部事件』と言う件は小説にミステリー要素を取り入れたかったのかな?とストーリー展開を膨らます要素とも感じていたのですが、やはりユーフォと言う作品においては謎解きは深入りするものではなく、コンセプトとしては吹奏楽にスポットを当てるものですから意外とあっさり解決させた方が良いのでしょう。
緑輝:じゃ、レッツプール!!
夏だから浮かれてる場合じゃない吹部での練習が続く中、唯一のお盆休みに気分転換を進めたのは葉月ではなく緑輝でした。
(高校に入ったら胸が大きくなるって…やっぱり本当だったんだ!)
※個人差があります
水着回だと浮かれていると、かなりシビアなお話に至ってしまう流れでした。
ここで『部員大量退部事件』と『希美再入部希望問題』が明らかになるのですが、どう考えてもそこで久美子が脚を踏み入れる事なのだろうか?と、脳裏に過る事でしょう。
だって、主人公だから?
久美子は希美再入部希望問題を思い切ってあすかに問うのでありました・・・
どう見ても『よせば良いのに・・・』と、そう考えてしまうのはこの真剣にならなければいけない時期だから、しばらくは触れない方が誰しもがそう考えるのが普通でしょう。
この作品をアニメ化させた京アニだけに、久美子が脚を踏み入れてしまうプロセスを、そしてきっかけをさりげなく溶け込ませて行くかのようでしたし、希美再入部希望問題はデリケートな出来事だっただけに、どのように調理、いえストーリーを繋げていくのでしょうか。
(結末は知ってますがあえて触れません)
多分、第2巻でのすっきりしなかった理由は久美子にさりげないきっかけが必要としていた事と、鎧塚みぞれと言うキャラクターに、多分自分が掴めていなかったからだろう(^^;
*その他色々
劇中では様々な演出が行われていましたね。
それらの事を振り返ってみます。
第2話におけるアイキャッチ
さふぁいあちゃんの水着・・・幼児体型もいい感じかも(^^;
葉月(久美子)グループ、また一人増えてる。
マイエンジェル香織先輩信者のデカリボン先輩の目にはハートマークが!
一瞬凸森に見えた(^^;
『セメント中毒』VS『私の主食は愛です』
どこでこんなTシャツを売っているんだろうね。
そもそもは合宿所での事でしたが、水着回を盛り立たせるためにプールでの出来事へとシフトさせてしまったようですね。
*合宿所にて
滝昇:『私には妻も子もいませんからね。仕事くらいしかやることがないんですよ。』
このセリフの件は、そもそも原作小説第1章での終わりにあった件でしたが、合宿所での麗奈を交えてのシーンへと変更されていました。
原作小説ではみぞれと久美子のやりとりがあったのですが、『標準語』に関しての事がアニメ作品では不要であったが為に、あえてシチュエーションを変えて麗奈の前でそのセリフを語らせたのでしょう。
うむ〜その発言は麗奈をかえって真剣に受け止めしまった表情まで加えていましたし、麗奈の事を思うと京アニって、罪な集団だw
*新キャラ:新山聡美の登場
こ、これは第1話での事と同じく誰かが被害者となるのか・・・
れ、麗奈・・・生気を失い目が死んでる・・・
滝先生のあのセリフの後で綺麗な女性を立たせるとは、グーンと盛り上げといて、落としてどーんっ!てな感じのアップダウン麗奈
久美子視点ばかりで考えてしまいそうでした・・・
久美子が希美問題に足を踏み入れて以来、希美の事を一番心配している中川夏紀の存在があってから久美子にそうさせてしまったのでしょう。
久美子に対して夏紀はどうなのか?と問われ、正論を語った久美子に同意する希美は吹部に思う気持ちはとことんやり抜くタイプだった、その希美の唯一の理解者が夏紀だった訳で、そこで改めて夏紀の思いに久美子の琴線が引かれてしまったのでしょうか。
久美子のイヤホンから音漏れでみぞれとの接触が再び。
ただ、みぞれとの接触は久美子にとって解決の糸口にはなりません。
原作では『ダフニスとクロエ』でしたが、劇中では『ダッタン人の踊り』に変更されていました。
*大阪桐蔭高校 吹奏楽部 「ダッタン人の踊り」
https://www.youtube.com/watch?v=fuV7OBeuOBI
*湯本高校吹奏楽部 第38回定期演奏会 ダフニスとクロエ
https://www.youtube.com/watch?v=YFjQrvcWzFM
みぞれと久美子との会話の終了間際でのシーンより
上手い具合に『ゲーム続けるやめる』の表示は『吹部続けるやめる』と言うみぞれの心境を交えての演出だったかも知れません。
あぁ、いやぁ、いいっ!
またもや、久美子と麗奈のイチャつき、いえ愛の引力ですね(^^;
このシーンを観て、やはり心の奥から萌えるものがあります。
(つづく)
*第2話の舞台など
*山城総合運動公園太陽が丘ファミリープール(現在はお休み中)
http://www.kyoto-park.or.jp/yamashiro/view.php?f=sisetu_gaiyo3.html
今、仮に行ってもプールはやっていません。
*宇治市総合野外活動センター「アクトパル宇治」
http://www.actpal-uji.com/
京滋バイパスの山中にある施設、自家用車でないと行けられない場所だそうで。
なお、施設の利用は利用日の5-8ヶ月前の日との事で、かなり前もっての予約が必要との事、もしや?府大会金賞でなくとも夏季合宿は特訓のつもりで滝先生は予約していたのでしょうか?って、まぁ、あの作品はフィクションですからね。
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