mixiユーザー(id:7049076)

2016年10月13日11:54

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たった一時間で、復旧させた『すごさ』をきちんと伝えるべき

 人知では、故障しない設備などを作るのは不可能。万全の対策をしても、事故はおきる。新しいうちは事故の可能性を低く押さえることが可能だが、それとて、低くすることができるだけ。

 重要なのは、事故が起きたとき、その被害を最小限にとどめ、リカバーできるかだ。
今回の事故は、大電力送電系の要で、ケーブル焼損事故がおきた。
異常感知とともに、上流側で「遮断器」が作動し、問題箇所への送電を停止する。当然、、下流への送電は絶たれ、停電する。

 遮断といっても簡単なことではない。とてつもない大電力を瞬時に止めるのだ。高度な技術でコントロールしないと、行き所を失った電力の反動で、連鎖事故を引き起こす。
  →ニューヨークやカリフォルニアの大停電は、連鎖事故によっておきて、復旧まで
    多大の時間がかかった。
    これは、目先の経済視点で、電力事業から、送配電部分を分離して合理化を図った
    ことによっておこった。行き過ぎた経営合理化、事業の分離で、送配電系のコストを
    切り詰め、メンテナンス費用が著しく削られたために、起きた事故だ。
     →日本でも、送配電事業を分離させようという動きがあるが、十分に吟味して、
       アメリカなどの失敗の轍を踏まないようにする必要がある。

 今回の事故では、連鎖事故は防止された。しかも、迂回路からの電力供給で、大事故にもかかわらず、わずか、一時間ほどで、復旧させたのは、素晴らしいと感嘆すべきなのだ。
  →迂回用の設備は、普段は、無用の長物である。
    経済的に見れば、金食い虫の無駄投資とやり玉に挙げられるものだ。
    これを無駄とするのか、必要不可欠とするのかが、愚者と賢者の違いとなる。

 多くの人が、文明的生活を支えている「インフラシステム」についてあまりにも無知だ。
電力、水道、ガス、下水、通信についてどれほどの事をしっているだろう?
そして、事故が起きると、インフラへの知識がほとんど無いにも関わらず。識者やマスコミは、したり顔で、事故の批判だけする。そしてそれに煽動される、愚かな大衆。

 これを機会に、インフラについての知識を高めるという気持ちをお持ちの方は、是非実行に移して頂きたい。出来不出来はあるにせよ、インフラ各社は、啓蒙用の無料パンフレットをとりそろえているし、これまた無料の展示施設がたくさんある。 
  →ググれば、いくらでもでてきます。

 ただし、東京電力管内では、パンフレットはあるものの、福一事故の余波で展示施設は全滅となっている。
 優れた施設であった「電気の史料館(川崎)」も危機にさらされているらしい。

□震災で休館の東電「電気の史料館・文書館」、再開めど立たず史料散逸の危険
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjZ07W54tbPAhUjllQKHQhsBtwQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.kanaloco.jp%2Farticle%2F29063&usg=AFQjCNEGFlFgxbdG2edKACpXQF-toFnL3Q&sig2=2vZNgJXc3jw7syuudAoYjA




↓物知らずの書いたアホ記事
---リンク元記事:(時事通信社 - 10月13日 05:01)
■火災ケーブル、35年交換せず=経年劣化か、因果関係調査―都内の大規模停電・東電
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4238304

 東京都内の約58万6000戸に影響が出た大規模停電で、原因とみられる火災が発生した埼玉県新座市の東京電力施設内のケーブルについて、東電が設置から約35年間、一度も取り換えていないことが13日、同社への取材で分かった。

 ケーブルの経年劣化が火災につながった可能性があり、埼玉県警などは同日午前、火災現場を実況見分。詳しい出火原因を調べる。

 東電によると、火災が起きた施設は都内の変電所に送電するケーブルが入った地下トンネル。ケーブルは地下約6.2メートルの地点にあり、計18本が3本ずつ六つの束になった状態で通っている。ケーブルは敷設されてから約35年が経過し、これまでに交換された記録はないという。

 東電は停電が起きた12日の記者会見で、施設内に第三者が侵入したとは考えにくく、漏電によりケーブルから火花が飛び、絶縁用の油に引火した可能性があると説明した。

 ケーブルについては目視や打音検査などで年1回点検しているが、今年6月15日に行った直近の点検で異常は確認できなかったという。

 東電は「一律に(ケーブルの)寿命を定めておらず、必要に応じて修理や取り換えをしている」と説明。「敷設から35年たっているので、火災との因果関係を調査したい」としている。 
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