道標というのは、普通は道が分岐しているところに設置してあるものと思います。分かれ道に来て、はて目的地は右か左かという時に、それを教える役割を果たしています。
先日の奈良出張中に、久米寺の前に1枚目のような道標がありました。
右へ行く道に「右〜」、左へ行く道に「左〜」と書いてあれば分かりやすいのに、なぜ左右が逆なのか、不思議です。
興味を覚えて、道標の実例を集めてみることにしました。材料は私のハードディスクです。字が好きなもので、今まで旅行中に道標の写真もそこそこ撮っているはずだと思い、探してみました。
まずは、久米寺前のと同じように左右が逆のもの。2枚目は大垣市内にあったものです。四角柱ではなく円柱ですが、久米寺前のものと同じ方式と考えられます。
3枚目は高崎市内にあったもの。新しい木柱ですが、「左 婦ぢおか(藤岡) ちゝぶミち」とあるのをみると、石碑に彫られた文字をそのまま翻字したものかと思われます。
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