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2016年09月16日21:36

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君の名は。

『この夏、日本中が恋をする。』

非常にキャッチ―なコピーで大規模公開された新海誠監督の最新作。
今回はネタバレなしだ。


☆あらすじ☆
岐阜県、飛騨地方に住む女子高生、三葉。
実家は神社で、父親は町長。
山奥の小さな町の権力者の娘。
東京に憧れるごく普通の少女。
『東京のイケメン高校生になりたいなあ。』
そんな冗談のような夢はある日・・・

東京に住む高校生、瀧。
バイトに、恋に、学校に大忙し。
ちょっと喧嘩っ早いけど男前な性格の少年はある日・・・

二人は夢の中で入れ替わった。

二人の不思議なすれ違いの生活。
三葉は瀧として東京での高校生活を楽しみ・・・
瀧は三葉として山間での日々を過ごす。
三葉の住む町では近日1000年ぶりに地球に最接近する彗星の話題で持ちきりだ。
彗星が最接近する日は、三葉の神社のお祭りの日だ。
お互いの入れ替わり生活も意外と軌道に乗ってきたそんなある日。

いよいよ、お祭りの日。

二人の入れ替わりは、突然、途切れた・・・



いやあ、なかなか面白そうなあらすじがかけました(笑)
結論からすると、非常に感性豊かで、センスのいい映画でした。
これは、日本中が恋をするなあ、と。
これだけの大ヒットを飛ばしているワケですから。

いつもの事ですが、新海監督の描く女性の『女っぽさ』ってのはなんなんだろうねえ。
俺は男なので、女性の表面的なしぐさしかよく知りませんが・・・(笑)
動作の一つ一つで、男性とは違う、何か女性特有の動きと言うか。
そーゆーのがあるんだよね。

男女の入れ違いとか、それほど革新的な設定でもないんだけど、人物描写が非常に生き生きしているので2人の日常の中に観ている方もスッと入れると言うか。

芸達者の神木隆之介の声もなかなかに上手くて、一歩間違えると寒いオカマちゃんみたいになってしまう中身が女性の高校生を演じていたのも印象的だったかな。

前半はそんな感じで、入れ替わった2人がそれぞれの生活を楽しみつつ、徐々に気持ちが近付いていく・・・って話。

後半は・・・
正直、急展開です。
まさか、こんな展開になるってのは結構意外でした。
このネタバレは物語の根幹なので伏せたいと思うが・・・

果たして、瀧と三葉は出会えるのか。

『まだ会った事のない君を、探している』
ってのもこの映画のコピーなんだけど・・・
なかなかに、深いコピーだったな、と鑑賞後になって思う。
RADWIMPSがこの映画のために書き下ろした楽曲も映画の世界観に絶妙にマッチして、非常に感動的な演出になっています。
主題歌の『前前前世』が挿入されるシーンで非常にざっくりと、しかし分かり易く二人の入れ替わりと、そのルール、日常の生活を描いたシーンは見事。

この曲の歌詞で、
『君が全然全部なくなって チリヂリになったって もう迷わない また1から探し始めるさ』
って詞も何気に、核心をついているなあ・・・

俺とツカバッジョが結構前から推していた新海監督。
男女のなかなか叶わない恋愛を描いてきたことが多かった新海監督の作品ですが・・・

今回は・・・
瀧と、三葉は果たして出会えるのか。

二人の運命の出会いの結末は!

結末は!
近所の映画館で!!!

最後のシーンは正直、かなりグググググッ!と込み上げるものがありました。

間違いなく、新海監督の代表作になる映画です。
是非とも、映画館での鑑賞をオススメします!
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