NGOの海外ボランティアツアーの引率でフィリピンに行ってきた。
今回もいろいろあって、なんだかなーってこともたくさんあったけど、
まあ、やっぱいろいろ有意義な毎日を過ごせたよーな気がする。
ダイピングサイトと呼ばれる地域がある。
いわゆるゴミ山だ。
この海外ボランティアのスタディツアーでは毎年訪れているのだが、
近年、日本のODAである企業が入り、ゴミのリサイクルプロジェクトが発足し、
とりあえず、このゴミ山にはもう立ち入り禁止、、、
みたいなふうになってたのだが、
今回行ってみたら、なんだかまた復活してた。
うーん。。
ODAにも期間があるわけだし、それが終わったら、企業も撤退して、リサイクル工場の建物も廃墟になって、またゴミ山は広がり、すべては元通り…
なんてことになりそうで怖い。。。
ここのところ毎年、クリスマスにプレゼントの配布や給食をしたり、スタディツアー時に付近のスラムを訪れて交流したりしていたので、
そろそろもうちょっと継続的な目で、具体的な支援をしていこうと、
今回、参加メンバーと相談して、皆で、スラムの子供達にお菓子のプレゼントをした。
お菓子が支援になるのか?という話しはさておき、
でもって、本来、すべきことはもっと根本的なこと(清掃や環境意識啓発)だろう?ということもわかってるけど、
少なくとも、両手いっぱいのお菓子を抱えて子供達は、みんな笑顔だった。
支援の仕方も試行錯誤しながら、そんな笑顔を、これからもつなげて、広げていけたらいいなって思う。
現地事務所を構え、NGOでメインに支援している地域では、そのコミュニティの生活に根ざしての活動をしており、教育や就業、生活、環境問題についても、それなりに実のある、草の根の支援や啓発活動を形作っている。
でも、現地事務所から離れたこのダンピングサイトへのアプローチは、今までのスタディツアーにおいて、
ネガティブな言い方をすれば、
車でみんなで乗り込み、恵まれた日本人が、とてもわかりやすく発展途上国の現実を目の当たりにするという、日本人本位の、勝手なフィールドワークを行う、そんな要素が濃かったと思う。
また、支援としては、ゴミ山やスラムの管理・支援機関に、寄付をする、というものだった。
で、だからといって、ちょっと今回なんかしたからって、
今の段階では、しょうじき、自己満足の支援と言われても仕方がないかもしれない。
でも、少しずつでも、この国の貧困や厳しい現実や問題の凝縮された、この地域の支援を、血の通ったものにしていけたら、と思う。
とにかく、できることからやっていくしかない。
一歩一歩、でもいいから。
そのアプローチを、自分勝手にポジティブに考えるつもりはないけど、でも、必要以上にネガティブにとらえずに、
今、そこに、笑顔とふれあいがあり、喜んでくれる人達がいる、
そんなちっさな、でも大切なことを、
積み重ねていこうと思う…
。。。
ところで、
そんなフィリピンから帰り、
帰宅して、休む間もなく、
その夜から泊まりで、出張に出掛けた。
車だったし、那須近辺だったので、
時間を見て(作って(;・∀・))、
前から行きたかった温泉に行った。
ひとつは、那須湯本の歴史ある源泉である、鹿の湯。
噂通り熱い湯に、時間がなかったけど、少しだけ入ってみた。
あ。いちばん熱いのは、
みだりに入ると、今入ってる人が、入った際におきる湯の波で、やけどする恐れがあるので、ちゃんと声をかけて、気をつけて、、、
みたいなことが書いてあったし、そのちょい低い湯でも充分熱かったし、もともと熱いの苦手だし、
てわけで、謹んで遠慮申し上げてみたのであった(^_^;)
もひとつは、
温泉マニアの間では、廃墟の湯として有名(?)な、老松温泉喜楽旅館。
宿のおいちゃんは、もう民宿に手がまわんないいんで、やめよーと思って手入れもせずにほっといたら、建物がどんどん朽ち果ててって、
そしたら、なぜか、廃墟だのホラーだのと、マニアの間で有名になって、
おまけに、これがまた、その白濁の湯がめっちゃいい湯で、
それこそオレみたく、ちょいちょい人が来るんで、
やめるにやめられない、、、
てかんじらしい(^_^;)
やっぱ時間がなかったんで、
向かいの自宅で、床の間に座るおいちゃんに、
「今は誰もいないんで、いくらでもゆっくり入っとっていいよー」
と、ぶっきらぼーに気の利く声掛けをしてもらったんだけど、
さくっと上がってきちゃったら、
「あれ?ずいぶん早いんだなあ」
と言われつつ、そのめっちゃいい湯を惜しみつつ、
天井は崩れて穴あいてるわ、床は湿気で浮いちゃってるわ、浴室の壁はなんだかわからんが緑の斑点が広がっとるし、な、大変な状態の、
今にも崩れそうな廃墟の館を後にしたのであった。。。
あ。
ちなみに2枚めの写真は、ダンピングサイトのスラムの家ではなく、老松温泉の建物の中だよん(;・∀・)
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