先ごろ亡くなった大プロデューサー、フィル・スペクターのサウンドは俗に「音の壁(サウンド・オブ・ウォール)」とか「サウンド・オブ・フォール(音の滝)」と呼ばれる。
キャロル・キング@不屈の闘士みたく、彼もまたR&Bからロックンロールにまで翼を広げて生きた人。代表曲はロネッツの”Be my baby”だけれど
ビートルズの末期にプロデュースしたレリビーは、その白眉じゃないだろうか。
「苦難に遭ったとき、聖母マリアが来てくださり
賢なる言葉を囁いてくださった。”そのままに”
暗闇のなかで独り 彼女は私の前に立ち
賢き言葉を囁いてくださった。”そのままに”
そのままに そのままで
賢者の言葉 ”そのままに”」
キリスト教の要諦は「I am ok,you are OK」である。
ここんとこ誤解している向きもあろうが。
そのままでいいんだよ。あなたはあなたのままで。
それこそ主イエスの心なり。レリビーは音の滝、神様は心の滝。
エイメン(そうです。神様、おっしゃるとおりです、の意)。
オマケ。
いかな音楽好きとは言い条、涙することは稀。
でも、これにゃ泣いた。ジェフ・ベック&ロッドの名演。「ヨルダン行の列車に乗ろう」「切符なんかいらないぜ、信仰さえあれば」。People get ready は、85年ごろの作。
オリジナルはたしか、カーティス・メイフィールド。
エイメン。
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