新（神）ゴジラ

シン・ゴジラ見に行ってきた。作品の出来によってはゴジラやらずにエヴァ進めろよと言ってしまうところだが、今作はそんのをふっ飛ばしてくれた。さすが庵野監督。
現実対虚構のキャッチコピーの通り、もし現実の日本にゴジラが現れたという設定で、意外に少ない54年にゴジラが出現しなかった世界。
メーサー殺獣光線車もスーパーXもない世界で人類…というか日本人はどこまでやれるのか、意外と頑張ることが出来ました。
今までだったら個人の頑張りでなんとかしていたけど、今回は一人だけでは無理でもそれぞれ人間が懸命に頑張っていくという、日本人がどれだけしぶといのかがよく分かる。
こういうところは日本人の短所でもあり長所でもあるんだろうな。
そして今回のゴジラはGMKゴジラ並に恐ろしく、キモい。いや第2形態なんて最初ゴジラだとはわからなかったぞ。
CMでは出す寸前で終わっていた放射熱線はとんでもないことになってた。下顎が割れて紫の熱線とともに恐ろしい量の火炎が出て一気に壊滅、さらに今回はなんとイデオンのごとく全方位で熱線が発射。近寄るもの全てを撃ち落としやがった。しかもまさかしっぽからも出るとは思わかなかったし。
まあこれだけ恐ろしい状態なので多国籍軍は熱量核兵器で滅ぼそうとしてくる。つまり日本の敵はゴジラだけではなく外国もか。アジアの極東だから他人事だと思ってやがる。まさか頼りに出来るとは米軍ぐらいだとは思わなかったよ。
しかしこれだけ暴れておいてゴジラの動きを止めたのは血液凝固剤だという。いや確かにリアリティはあるけどなんか地味だぞ。84年版は火山に落とすというものだったからな。ギャレゴジ版はムートー倒したら帰っていったし。
それでも動きを止めただけで倒してはいないんんだよね…。あれあのままにしておくのかな。
そういうわけで続きは気になるけど多分続かないであろう今作。やはり化物を倒すことが出来るのは人間だけなんだろうな。