新潟県の泉田知事がピンチみたいです。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160806271772.html
これは新潟日報の記事なんですが、わかりにくくして知事の責任を臭わせています。
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新潟県知事謝罪、関与は説明避ける
横断航路問題で県議会集中審議
県が主導する日本海横断航路計画で船を取得できないまま2億円超の損失が出る恐れがある問題で、県議会建設公安委員会が5日開かれ、泉田裕彦知事をはじめとする県の関与と責任を追及する集中審議を行った。泉田知事は横断航路計画が頓挫している現状に対し「責任を痛感している。おわびする」と謝罪したものの、船の売買契約に関する自身の関与については明確な説明を避けた。
泉田知事は、県の第三セクター新潟国際海運(新潟市中央区)の子会社が船の売買契約をした2日前の2015年8月24日に、船の調達に関する出資のレク(説明)を受けている。
知事は交通政策局など担当部局の責任に言及し、「決裁を通すために(自分に)問題点を報告しなかった。事務当局から私への問題なのか、国際海運から事務当局への説明の問題なのか、チェックすべきところが機能しないですり抜けた」とし、自身を含めた責任の所在を明らかにしなかった。
知事は「(事務当局は)知事に(報告を)上げるときはきれいな形にして、問題点を解消しようということでやったそうだ」とも述べ、担当部局単独の判断と強調した。
県側は速度不足を理由にして船の受け取りを拒否した。しかし、契約した船が15年10月に広島県沖に到着する前、必要な改造費が船本体の約5億円を大きく上回る最大9億円になるとの見積もりが示されており、費用の増大が受け取り拒否の実際の原因ではないかとの見方が出ている。
これについて、交通政策局幹部は「(契約2日後の)8月28日に(9億円の)見積もりを知った」と事実を認めた。桐生裕子交通政策局長は「9月25日に事業費の見積もりが大きくなると知事に説明した」と明らかにした。船が広島県沖に着く前に、知事は事業費が大幅に増える見通しを認識していたことになる。
横断航路計画では県のほかに、新潟市から2億円、経済界から3億円の出資を募る方針だったが、新潟市は出資を見送った。新潟市の出資見送りに関し、桐生交通政策局長は「新潟市は、船舶の修繕費が大きくなるかもしれないということで(出資を)見送っていた」と明らかにした。
新潟国際海運の五十嵐純夫社長への質疑もあり、五十嵐社長は試験運航をしないまま売買契約を結んだことについて「判断が甘かった」と謝罪。県が契約前に船の購入を知っていたと説明した。
県議会閉会中の常任委の審査は12年ぶり。委員会室には約60人の傍聴人が詰め掛けた。異例の審議は午前10時に始まり、午後11時すぎに終了した。
【政治・行政】 2016/08/06 09:32
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なんのことかわからん。
で検索したら、少し詳しく調べた人のサイトがありました。
http://40exchange.com/nahujeipanama-3108
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新潟国際海運の「ナフジェイパナマ(五十嵐純夫社長)」が買ったオハマナ号とは?
2016/7/9 とんでもない事件達 コメント: 4 投稿者: 米山 慎吾
tunceli
新潟国際海運の子会社、「ナフジェイ・パナマ(五十嵐純夫社長)」の、韓国企業から買ったオハマナ号というフェリーが問題のようです。
「ナフジェイ・パナマ」が買ったオハマナ号が、性能不足だったので、受け取り拒否しましたが、支払いを請求されたようです.
ちょっとややこしいですが、この事件の経緯を見ていきます。
目次 [hide]
1 事件の経緯
2 オハマナ号とは?
3 今後の展開
4 まとめます。
1.事件の経緯
新潟県が、新潟―ロシア間のフェリーの運行を企画します。
新潟港とウラジオストック港、ザルビノ港を結ぶ航路です。
それに対して、新潟県第三セクターの新潟国際海運の子会社、「ナフジェイ・パナマ」がフェリーの調達契約を結びました。
ただ、新潟県は3億円の出資でしたので、中古を買って運航しようとしてたんだと思います。
そこで、「ナフジェイパナマ」は、おそらく韓国の中古船売買の仲介業者の「ソドンマリタイム」と、2015年8月に契約を結びました。
そして、買ったのが、オハマナ号です。
手付金として、7400万円(62万ドル)をこの時、支払っています。
総契約金額は、多分、5億円です。
その後、オハマナ号が日本に回航されてきたのが、2015年10月です。
その時に、希望していた、船速18ノットが出なかったので、新潟県が受け取り拒否しました。
拒否されて行くところが無くなったので、広島県の呉港の神田造船所まで再び回航されて、今でも係留されています。
韓国側は、受け取り拒否されたことと、代金の支払いを求めます。
こういった訴訟を持ち込む、日本海運集会所に仲裁を申したました。
双方に、口頭審理が行われます。
日本海運集会所は、契約金の38%の1億5700万円(157万ドル)の支払いと、オハマナ号の韓国側への引き渡しを「ナフジェイパナマ」に命じました。
この仲裁判断は、裁判所の判決と同じ効力を持つそうです。
ここまでをまとめると、
新潟県の第三セクター「ナフジェイパナマ」が韓国企業から、5億円で、オハマナ号というフェリーを買いました。
が、性能不良だったので返品したら、さらにお金も4割ぐらい払えと言われて、商品も持って行かれたということです。
トータルの損害額は、2億3000万円を超えました。
単純に、お金を取られたということです。
2.オハマナ号とは?
では、問題のオハマナ号とはどういうフェリーでしょうか?
なぜ、初めに約束していた船速が出なかったのでしょうか?
まったくのまがい物、不良品なのでしょうか?いろんな疑問が湧いてきます。
実は、オハマナ号は、元の名前は、「フェリーあけぼの」です。
1989年就航、三菱重工業下関造船所でつくられた、れっきとした日本の船です。
大島運輸(現マルエーフェリー)が、鹿児島航路として運航していたフェリーです。
鹿児島港から、奄美大島、徳之島、与論島など回って、那覇港に行く航路です。
ただ、2003年2月に、新しい船が就航したので、引退します。
引退後は、韓国の清海鎮海運に売買されて、オハマナ号となって、仁川 – 済州航路に就航再開しました。
何か聞いたことがある名前だと思いませんか?
そうです。
2014年に大事故を起こした、セウォル号と同じ会社、同じ航路なんです。
セウォル号の事故により、清海鎮海運は倒産して、オハマナ号は競売にかけられます。
4回目もの入札の2015年1月に、韓国企業の「ソドンマリタイム」に、査定額の27%で落札されました。
査定額は、約105億ウォンです。
1ウォン=0.09円ですから、約10億円の27%で、3億円弱ですね。
それを、「ナフジェイパナマ」が、5億円で買ったということです。
一番の問題は、なぜ、18ノット必要と言ってるのに、11ノット程度しか出なかったのかと言うことです。
日本の鹿児島航路で就航してた時は、21ノット出ていたんです。
答えは、セウォル号にあります。
セウォル号と同じように、上部が改装されて、必要以上に重くなっているのではないかと推測されます。
それでは、スピードが出るわけがないのです。
これが、この件の問題点です。
改造さえなければ、21ノットはムリでも18ノットは出て、ロシアまで行けたかもしれません。
ただ、一応、近海仕様のようですが。
なので、新潟県が受け取り拒否をしなければ、第二のセウォル号事件が日本海で起きたかも知れなかったですので、とりあえずは、良かったと思います。
3.今後の展開
今後の展開として、おそらく、新潟県は「ナフジェイパナマ」を倒産させてると思います。
債務を手放して、日本海運集会所から命じられた1億5700万円の支払いを拒否すると思います。
が、韓国側は、全額請求の訴訟を、新潟県か、新潟国際海運に起こしてくるんじゃないでしょうか。
その時に、どうやって対処してくのか、ちょっと考える所です。
おそらく、契約書上、韓国側の言い分が正しいです。
唯一望みがあるのが、改造です。
セウォル号と同様な違法改造がされていた場合、それをタテに拒否することができるかもしれないということです。
おそらく、契約書には、速度が出ない程度の事では契約解除できないようになってると思いますが、商品自体に違法性があれば、契約を無効にすることができるかもしれません。
専門家ではないので、しっかりは分かりませんが、突破口はそのくらいしかないような気がします。
ちなみに、「ナフジェイパナマ」の五十嵐純夫社長に、今回は、責任を取ってもらった方が良いと思います。
ろくに調べもせずに契約してると思われるからです。
5億円の買い物をするわけですから、もうちょっと調べた方が良いのではないでしょうか。
20万円位使って、現地に行って調べたり、いろんなことを調べれば、セウォル号と同じものだとすぐに分かったはずです。
それで、新潟県民の命や、税金が助かったわけですからね。
五十嵐純夫社長は、新潟県庁の天下りで、この前にも、第三セクターの北東アジアフェリージャパンで、失敗して、つぶしています。
その責任をとらされずに、「ナフジェイパナマ」の社長になっています。
それを考えると、もしかしたら、会社自体が、まともな会社ではないのかもしれません。
となると、新潟県知事の泉田知事にも飛び火してくる可能性もあります。
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4.まとめます。
新潟県の「ナフジェイパナマ」という第三セクターの会社が、トラブルを起こしました。
新潟県の事業のフェリー運航に絡んで、フェリー詐欺みたいなことに巻き込まれました。
韓国の企業から、日本で作られた中古のフェリーを買う契約を結びました。
が、いつのまにか改造されていて、船速が出ないものになっていました。
そこで、返品を申し出ても、却下されて、逆にお金を請求されてしまいました。
おそらく、契約書の上では、韓国側が言ってることが正しいと思います。
契約書をよく確認しなかった、「ナフジェイパナマ」側のミスではないでしょうか。
その為に、2億円以上の損失が見込まれています。
「ナフジェイパナマ」と言う会社も、県からの天下りの受け皿の会社の様で、HPもないので、実態がよくわかりません。
新潟県知事の泉田氏がどのように判断して、処理していくか、ちょっと、ムズカシイ問題になっていくと思います。
これから、国際問題に発展していくかもしれませんので、しっかり見ていきたいと思います。
この記事を書くにあたって、下のサイトを参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
産経ニュース
JCnet
wikipedia
以上、新潟国際海運の子会社の「ナフジェイパナマ」とオハマナ号についての記事でした。
他にも、とんでもない事件はありますので、ご覧ください。
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普通、中古の船を買うんだから性能や仕様を確認するのは当たり前です。
性能が不十分だとか違法改造がしてあるとかで処置が必要だというのであれば、専門家に現物を見せて、処置に要する費用を見積もらせるでしょう。
そういうアタリマエのことをやっていなかった五十嵐純夫なる眠たい人物に経営責任をとってもらうのは当然です。
まあ五十嵐氏がどうなろうと構わないのですが、非常に残念なのは、彼に社長をやらせて5億円もの買い物をさせ、2億円ほどの損害を生じさせた泉田知事に責任が及ぶかもしれないことです。いや、まちがいなく新潟県の自民党は今回のことで責任追及をしてくるでしょう。
泉田知事については、東京電力柏崎刈羽原子力発電所を再稼働したい側にしてみれば「障害」となる人物です。想像ながら、五十嵐という人物どころか韓国の中古船舶業者も「仕込み」だったんじゃないかという気もします。
泉田知事のピンチ!
今後、問題は東京の大手メディアでも取材が活発になってくることでしょう。
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