立川電気コード事件

池にバラバラ死体の事件が
同時期にあったので、
こちらの事件は新聞に小さくのる程度
でしたが、普通だったら、
大きくとりあげられる事件だと思います。
新聞にのってることより
ずっと事件というか人間関係が複雑で。

事件そのものは、東京の立川のマンション
浅井真弓子さん（26）の部屋で
首に電気コードを巻かれた状態で
死亡しているのが見つかった事件。
犯人は知人の大井裕紀容疑者（26）。

今朝のとくダネ！では詳細を報道していて
その複雑さに驚いたものです。
あまりに複雑なので、大井容疑者を
犯人、として、被害者をAさんとして書きます。

Aさんは未婚の母親。小さな女児が１人いる。
マンションの部屋には自分の母親と妹も同居している。

犯人は、妻と二人の子供がいる。
両親と同居で一軒家に６人で暮らしている。

Aさんの親友。
それは犯人の妻。
犯人と結婚する前からの親友だから
親友が結婚したら、家族ぐるみの付き合いとなる。

そして親友には内緒で
Aさんは犯人と２年間の不倫関係となる。

今年４月Aさんは犯人と別れ、違う男性と
結婚を前提とした、おつきあいを始める。
（この男性が顔を出して、取材に応じてました）
誰でも見られる設定で、フェイスブックにAさんは
彼氏ができたことを報告しています。
それを受けて、おつきあい始めた男性が
答える形で、ずっと守っていくよ
などを書き込んでいます。
そして、仲良く３人（子供含めて）
うつっている写真を公開。

５月、このおつきあいしている男性のもとへ
フェイスブックのメッセージで犯人から。
「Aさんは不倫をしている。２年間も。
別れたほうがいい」という内容。
男性は、Aさんに、これが本当か
確かめたかったが、聞けなかった。

犯人からAさんは復縁をせまられていたのだろうか。
でも、Aさんには、心に決めた男性がいる。
もう、最後の手段は、犯人の奥さんである親友に
自分と犯人が２年間の不倫関係であったことを
伝えるしかない。

親友はメールをもらい、話し合いをしたいということで
犯人は妻と子供２人を車に乗せて
Aさんの家に行く。
少し話し合いをしたところで、犯人が
Aさんと２人だけで話し合いをしたい、ということで
奥さんと子供二人は車で待機。

絶対に、この不倫は奥さんにばらさない、という
約束だったのに、約束を破ったことに激高し
電気コードでAさんの首をしめる。
キャスターの小倉さんは、復縁したいくらい
好きだったのに、なんで殺しちゃったのか？
と不思議がっていましたけれど
私の個人的感想としましては
首に電気コードが巻きついた死体の発見場所が
ベッド脇ですから、この期に及んでもムラムラして
押し倒したけれど、拒絶されたから、
好きだからこそ憎くなり、もしくは失神させて強引に
と思ったかで首をしめたのだと思います。

犯人は家族の待つ車に戻り
「殺してしまったかもしれない」と告白し
奥さんが警察に通報し、警察が室内に入って
確認したら、亡くなっていた、という事件です。

Aさんと結婚したかった男性は
取材で大泣きしてました。
そして、一番気の毒なのは
犯人の子供二人。
家族ぐるみの付き合いをしていたのだから
Aさんを知っていたし、自分の母親を裏切って
不倫をしていて、しかも殺人。
自分の父親が殺人犯。

不倫は燃えるのかもしれませんが
誰も幸せにはなりません・・・・