■懐かしの名車141台パレード 愛知・長久手でイベント
(朝日新聞デジタル - 05月29日 19:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4016689
フラッシュサイド以前のクルマは、趣はあるとはおもうけれど、月代を剃って髷を結うような感をおぼえる。
古いクルマで好きなデザインがないわけじゃない。
60年代〜70年代初期の、ミッドシップのクーペ、コーダトロンカなやつ。
でも、「オリジナルそのままが一番」とは感じない。
「もっとピラーとガラスは面一の方が」とか「ランプはLEDがいいなあ」とおもってしまう。
超時代的な普遍性を、「名車たち」が内包している、とはかんがえない。
貨幣が「価値」を内在させているわけではなく、それは「みなし」であるように。
殊に、「比較して今のクルマは」と腐す場合は、時間的な差異の効果を忘却しているとおもう。
懐古趣味一般を否定するものではないが、70年代の自分が、アウディ100CDを、二代目ソアラを、三代目プリメーラを、そして、マツダ6を見たなら、「すげーかっこいい!」と叫んだことだろうとおもう。
70年代の初め、うちの兄弟が最初に買ってもらったミニカーは、自分が濃紺のメルセデスの280SL、弟がシルバーグレイのBMW2002、妹がフューシャのRRのシルバーシャドウ。SLはボンネット、02はドア、RRはトランクだけが開く。
あの頃はあれらがかっこよく見えたんだな。
「仮面ライダー・ストロンガー」に変身前の城茂の、「薔薇の刺繍のジーンズ」や、クローズドの「ペダル・プッシャー」に憧れたように。
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