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2016年05月24日20:43

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ブルーリボン賞。

阪神電鉄が初のブルーリボン賞、昨年8月営業開始の普通用車両5700系。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=4008307

阪神電鉄は電車の先進性については随分なレベルがあるにも関わらず、他と比べて地味なイメージが強いのか、これまで鉄道友の会選定の賞には縁が全くありませんでした。

たとえば「木造車の追放」、他の大手私鉄は昭和30年代まで木造の電車が営業用の現役で残ってたのに、この阪神は昭和初期、つまりは戦前に全車両完了してたってこと。(廃止になった国道線などの軌道線も含む)
配線接続機能を持ったパンドン式連結器や6連運転、今で言うトロッコ列車のはしりみたいなアミ電なんてのも戦前のこと。
戦後は高性能車3011形(後の3561形)、そしてジェットカーなんて名物車両も。まだこの頃にはブルーリボン賞やローレル賞は無かったのよ・・・
鉄道線からの吊りかけ車追放も早かった。(本線は1965.11.8、武庫川線は1967.3.19で引退)軌道線は廃止まで吊りかけ一色でしたけど。
チョッパー制御の導入も1970年という早い時期に行ってます。
冷房化もむっちゃ早かった。確か関西大手で一番全車両冷房化早かったんちゃうかな?

鉄道そのものが他より小ぶりで小回りが利きやすかったのも良かったんでしょうが、このように先進性にかけては他にひけをとらなかった。
でもブルーリボン賞受賞は、関西大手の中で一番遅くなりました。なんとも皮肉な話。


しかしブルーリボン賞、本来は優等列車用の車両のイメージあるんですが・・・
本来ならローレル賞のほうがしっくりくるような。


初代ジェットシルバー、ワタシが物心ついたときにはもう本線で見ること無かったように思いますが(二両しかおらんかったもんね・・・)東急5200・国鉄サロ95→サロ153-900に次ぐ三番目、関西では最初のステンレス車でした。少しでも軽量化をと採用したんですね。
台車は当時普通車用には珍しい空気バネのKS59でした。台車にまでエアロシルバーなんて名がついたとか。

1970年代中盤まで現役でしたが、試作的要素が強かったのと軽い車体で冷房化困難だったことが仇になり、現在の二代目5001形量産第一陣が登場すると、初代5001試作車と共に真っ先に廃車になりました。車齢20年足らずの短命車両でした。

この5700系は、その初代ジェットシルバー廃車以来38年ぶりの普通車用ステンレス車なのです。
一度乗ってみたいんですけど、なかなか機会ありません。阪神乗るときはなんば線から快速急行が殆どやもんなー。
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