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2016年06月05日02:12

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先日、田舎の高校の同期会に出きた

■出身校自慢の“学歴至上主義”は劣等感の裏返し
(dot. - 06月03日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4025431
親友が幹事しているので、彼の顔見に出たけど。

われわれ1945年生まれの時代では、男子のみの高校で、350名定員中200番までは国立大、それ以下が有名私立大という、超・進学校ながら。
70歳過ぎて、同期会に顔出すヤツは、今も活躍しているのは、いないみたい。

ほとんどが一流どころの企業で、高度成長時代に社奴として使い捨てられて。

代表は、同期で最初に世間に名の知れた企業の社長に抜擢された男がいたが、半年後倒産して、世間を騒がせていたのが出世頭かな?
一流どころの副社長まで行った連中も、リストラ尖兵で闘ったり。
田舎者なので、謝罪会見でTV映りが、誠実そうに見えると謝罪要員につかわれ、地方の株主総会の説明役でこき使われるという三流重役で。

何か仕事するといっても、元々、知性や人格で出世したわけではないから、ガキみたいなトップを守るために、傭兵として重役になれたわけで。

良い歳こいて、飲み屋で、田舎ナマリが抜けないで騒いでいたところを、「あれなら裏切らないだろう」と、副社長に抜擢されて。
いろいろ評判悪かった社長に、「もはやこれまで」と、「一緒に辞めましょう」といったら、「ワタシは残るから、君が辞めろ」といわれて、止めさせられたとか。
これは、某大手航空会社での話(苦笑)

彼が、一応、一番出世頭だけど、同期会では、なにせ器が、子どものときから弱小零細なので、配膳係。
役人で審議官とかも数人いたはずだけど、音沙汰ないから、政治家にもなれなかったみたい。


要は田舎の進学校は、産業廃棄物の製造工場なわけ。

中で、老人施設を経営している自営業の男が、「オレは堅実だ」と、つぶやいていた。


それぞれ、自分の位置付けを自分で納得できれば、それで良いはずなんだけど。

まだ71歳前後だと、進学校時代の偏差値順位の価値観で、周囲を見る癖が抜けない連中が多いみたい。

サラリーマンやっても、自分の価値観に頑固にこだわった連中は、出世もしなかった代わりに、老後を楽しむ精神的余裕は、勝ち取ったみたい。


戦後71年。

社会全体が、「学校社会の価値観」でククラレて、中味はどんどん劣化して。。
老い先短いのに、まだ意味なく「勉強・勉強」と、自分たちで老人学校を作って、「死んだ知識」を学んでいる。

そんなことなら、大工仕事や園芸でも身につけた方が、老人ホームではモテるのに。
と思うけど、そんな知恵すら、浮かばないらしい。

中には、老人のかかりやすい疾患について、すべて知識としては本や講演で勉強していながら、自分では身体を動かすことは、一切しないで、薬に頼っていたりするヤツもいる。


このエセ・インテリ病は、戦後日本の平和ボケの結末なんだろうな。

もちろん彼らが劣等感を抱えているのはわかるけど、4,5年前までは、チャチな優越感に浸っていたわけで。

一握りの「ガキのようなワガママな手合い」に押しのけられた、「優秀な優等生」たちのイラダチは、組織の肩書きで仕事してきた連中なだけに、現場を離れれば、丸裸になった感じで、年々、年齢とともに思考力も劣化して。

同期会の会場まで、同期会会長ヅラしているヤツが勤めた旧財閥系本社がある、丸の内のレストランで。
未だにゾンビみたいに、企業の影を感じていたいらしい。

で、中味は、思考停止どころか、ますます短絡思考に先鋭化して。

ネトウヨ諸君の短絡な思考パターンは、こうした老人のイラダチが、背後にあるんだろうな。

日本社会の劣化は、この老人たちの思考力劣化が、かなり要因として大きい気がする。
連続する企業の不祥事は、要はこうした中堅どころの、知力の劣化だろう。
大企業は、人材の育成方法を、根本から考えなおさないと、膨大な産業廃棄物を排出することになる。


実際、展覧会や観光地は、自分の価値観を持たない老人たちで、溢れかえっている。
まあ、年金を使って、社会に貢献しているんだから、せいぜい意味なくうろうろしてくれるのは、悪いことではないけど。


*安定社会が描いた「消費モデル」としての老人だけでは、老人が持つ潜在的生産性にはつながらなくて。

むしろ、ワタシのような、ずーっと超低空飛行で、いつコケて首を吊ってもおかしくなかった、人格障害的、破天荒なモノこそ、老人になって、いろいろさわぎを作って、小さいながら田舎社会に渦を起している。


若いうちは、劣等感を抱えても良いから、加齢とともに、そこを突きぬける経験の深化ができるかどうかが、70歳代の自足への道なんだろうな。
そこで自分を誤魔化した老人は、80歳になっても、まだ目が泳いでいて、勝手な自己チューなホラ吹いて、周囲に迷惑をかけている。


10年単位で、半数が死んでいくとして。


90歳になると、流石に淘汰されて、トボケた天然モノしか、生き永らえてないみたい。

去年だったか、中央の油絵の公募展で、85歳の女性で「新人賞」が出たけど。
80号だったかの大作を、見事な構成力とみずみずしい感性でまとめて、「新人賞」にふさわしい力作だった。

で、最近、90歳過ぎた学士様が出たそうだけど。

老人が使えるようになるのは、90歳過ぎてからかもしれないな。

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