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2016年05月16日22:38

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とある呟きヘのコメント。解釈改憲のこと。自衛隊と軍隊のこと。集団的自衛権と集団安全保障体制のこと。

■山尾議員 「憲法を守りながら新しい法律で危機に対応する」
2016年05月16日 16:22 NEWSポストセブン
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3994684

●【とある呟きヘのコメントを編集後掲載】

こういうつぶやきがあった。
「山尾議員 「憲法を守りながら新しい法律で危機に対応する」 http://mixi.at/a8k1mDr あのぅ、前世紀においては、自衛隊合憲論も解釈改憲だと野党が厳しく批判していたのですが、それは批判していた野党が馬鹿だったという事ですか? 」

これへのレスポンスを編集後掲載。

【解釈改憲のこと。自衛隊と軍隊のこと。集団的自衛権と集団安全保障体制のこと。】

【1】自衛隊合憲論は今も昔も解釈改憲。明文上、自衛隊は違憲。解体あるのみ。

【2】集団的自衛権行使容認というのは同じ解釈改憲でも解釈改憲のレベルが違いすぎる手のひら返しだという事。70年近くずっと自民党が明文改憲しなければ違憲だと言ってきたのにいきなり非線形に閣議決定で合憲としたのは無茶苦茶という事。

【3】自衛隊が明文改憲せずとも合憲としてきた理由の一つが、自衛隊というのは普段は武器を使ってはいけないが、ここに書いてあるルールに関してのみ例外的に武器を使ってもよいという、いわゆるポジティブリストの組織(警察、自衛隊)だということで、
普段は武器を使ってはよいが、ここに書いてあるルールに関してのみ例外的に武器を使ってはいけないという、いわゆるネガティブリストの組織(軍)とは区別された。

集団的自衛権行使容認はネガティブリストの組織(軍)と行動を共にするわけで、ポジティブリストの組織としては無理だと言う認識。

装備だけ見れば陸海空の戦力を持つので明文上違憲。あえて解釈改憲をしてでも持ったのは、あくまでポジティブリストの組織としての矜持を貫くということが建前だった。それが崩れた。解釈改憲の許容範囲を超えている。

【4】さらに、集団的自衛権と、集団安全保障体制の違いがある。

同じ集団がついても、
前者は、「あそこに気に入らない野郎がいる。ものども野郎どもイテマエ」というお仲間集団、徒党集団の戦争。
後者は、「国連のような組織の下で、ルールを決めて監視し合い、悪漢がいれば取り締まる」というもの。たとえば小沢一郎は後者。いわばある種の国際的警察組織。

集団的自衛権というのは、集団安全保障体制とは違う。
この認識が世界の今の常識。集団安全保障体制というのは比較的新しい考え方。

【5】だが、我が国は、軍事に対する政治(外交)の絶対的優越を保障した憲法。

いかなる軍事条約も軍事条約を守ると言う目的を法益とする法律の立法化も許さない。全方位平和外交を国是とする。


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