先週の定例会見がテレビで長々とオンエアされて以来、連日舛添東京都知事に
批判、怒りが高まる中で、次から次へと新たな疑惑が噴出している。
そして今日又定例会会見が開かれるという。
どんな言い訳をするのか知らないが,問われている疑惑に
精査しています
と
お決まりの文句で答えているのを聴くと、まだ世間の金銭感覚と自らのそれとが
大きくずれている事に全く気付いていないのではと思ってしまう。
いや、実際の所は政党交付金を法令の定めの範囲で使っているのだから、
やましい事はないと大見得を切って思っているのかもしれない。
今日の会見で又
精査
の結果として釈明が続くようなら、怒り心頭の都民、
国民からばっさり見捨てられるのではないか。
精査
に追われて都政を顧みる時間も無くなる現状では、
潔く辞職したほうがまだ恰好がつくというものだが・・
海の向こうのアメリカでは富裕な事業家が、自ら払った税より秘書の税の方が
多い事を問題視して税改正を訴えたという話がある。
金持ちでも公正であろうとする人物と比べると、貧しい
倫理観の都知事舛添氏は、日本の恥さらしだ。
今回のせこい話を聴いて思い出すのは、元中日投手でタレントとして活躍していた
坂東英二だ。この人物は、テレビで正しい税の申告を進めるCMに出演していたが、
5000万円以上の脱税で当時、テレビの話題をさらっていた。
共に税に厳しくと語るという点が共通、せこいという点でも瓜二つ。
少し違うのは舛添氏が法令を熟知した政治家で、政治家のみが利用できる
節税法
をあらゆる場面で利用している点だ。、
悪賢さ、せこさでは坂東英二より上を行っている。
今回の件で、政党交付金という名目で受け取った金を寄付と称して
自らの名義の口座に振り込んでもOKと知らされ、一体政党交付金とは
何なんだと思った人は多いだろう。
この際不透明な政党交付金は廃止すべきだ。
国会でこの論議が沸き起こらなければ、選挙権を与えられた18歳以上の
若者たちは飽きれて投票に出かけようという気にならならいだろう。
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