mixiユーザー(id:15424027)

2016年05月01日08:51

460 view

命と死。

安楽死選んだ女性 最後の16時間の一部に密着
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3972532
「世の中には生きたくても生きられない人もいるんだ。
そんな大切な命を自ら絶とうとするなんて、そういう人達に失礼だとは思わんのか!」

自殺が未遂で終わり、体調が回復して精神的にも安定してくると、 
医師や看護士といった医療従事者や博識な親族から、そう諭される。
僕もその口でした。
ICUから一般病棟に移って、当時はまだ看護士ならぬ看護婦さん達から
まだまだ精神的にまいっていた僕はこっぴどく叱られました。

自殺する人が、今回のような激痛を伴う不治の病で、日本のように安楽死が合法化されていないのであれば、自殺もアリなのかも知れない。
いや、健常者にはとても耐え難い激痛であれば「アリなのかも知れない」ではなく
早急に法整備が必要なのかと思う。

80才を優に超えたご老人が、同じ年齢層のパートナーの日々の介護の激務と、見えてこない将来に悲観、疲弊し、パートナーをこの手で殺めて、
自分も自死を選ぶも、幸か不幸か未遂で終わってしまった。

そんな痛ましい事件も後を絶ちませんが、司法の中には、そのパートナーの追い詰められた心情を汲み取って、執行猶予付きの温情ある判例も多いと聞く。

冒頭に戻ります。
自殺と一括りに考えると、今回の女性と同じ様な、いや、もしかしたら、それ以上に悲痛な心理状態、環境にあるのなら「命を大切にしろよ」とは言えないのか?
それとも、今回のような、治る見込みもない激痛を伴う病と、
もしかしたら、時が解決してくれるかも知れないパートナーとの死別等で、自暴自棄での
考えた末での自死は別なのか?

その答えは経験者である私にも導き出せない。
ただ1つ言えることはそれぐらいに命は尊いものなんだと。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する