最近見た映画

映画の感想文も、とんとご無沙汰になってます。

というのも、最近、お金が無くて映画の鑑賞もほとんどがＴＶ放映したもの。

なので、見てガッカリのＢ級が多いのよね。

いや、もしかすると映画の出来自体が悪いのではなく、

私の見方がひねくれているのかもしれません。

で、最近、特にガッカリしたもの…


『変態仮面』

完全に日本的おバカ映画でした。

いや、題からしてわかるだろ？って、今なら思うのですが

ＤＶＤのパッケージはパンツを被りながらもなんかシリアスっぽかったし、

あらすじはなんか真面目なストーリーっぽかったし、ちょっと期待しちゃったんだよね。

この映画は、女性や子供に見せられません。

本当に変態映画です。


『瞬　またたき』

今をときめく北川景子主演ですね。

恋人とバイクで事故して、自分だけが助かっちゃって。

その時の記憶が無いので、死んだ彼のために事実を調べはじめるって話。

感動のラブストーリーだそうですけど、私がひねくれているからか、ただただ憤る映画でした。

まず事故ですが、対向車のトラックがトンネル出口にあるカーブを曲がり切れずに壁に激突し、

ドライバーは即死。

それに淳一（岡田将生）が運転し、泉美（北川景子）が後ろに乗るバイクが激突。

淳一の損傷は、背骨が背中側から折れて内臓を損傷、それと右手指の切断。

救急に連絡が入ったのは、現場に通りがかった車からで事故後１０分後。

病院に着いた時にはまだ息があるも出血がひどく、輸血が間に合わずに絶命。

泉美の方は奇跡的に軽傷なるも、救急隊が駆け付けた時には気絶していた…

まず、題材がバイクの事故ってだけで滅入っちゃいますね。

最後には泉美が事故の記憶を取り戻すんだけど、その衝撃の事実とは？

トラックが目の前で事故した時、淳一はなんと後ろを向き、彼女を抱きかかえ衝撃から守ろうとする。

…いや、淳一君、その前にブレーキかけるか、トラックをよけろよ！
　（トンネル出口はカーブのため、バイクもスピードが出ていないハズ）

泉美は事故後、すぐ気が付き、なんと、倒れている淳一を抱き起す！

…彼、背骨折れてるんダケド。ヘルメットも飛んじゃってるんダケド！

泉美、彼の右手の指が切断されているのを見て、はいずって指を捜す。

泉美、なんとか指を全部集めてくっつけようとするが当然くっつかず、そこで気を失ってしまう。

…いや、泉美さん、先に救急車呼ぼうね。
　ってか淳一君、バイクに乗る時はグローブをはめよう！

状況と、医者の話からして、泉美が彼を動かさずに即救急に電話をしていたら彼は助かっていたと思われる。

真相がわかり（もちろん自分が殺しちゃったかもなんて思いもしないが）、

すっきりした？泉美は、出雲で機織りをしている彼の母親の元を訪ねる。

彼の母親は、息子を愛してくれてありがとうと言って、彼が好きだったという生地をプレゼントする。

…まだ若い泉美に、息子を忘れるんじゃねぇゾっていう脅しかナ？

泉美は、出雲大社で亡き人に会えるという坂道のことを知り、そこへ行くと

淳一の最後の声「泉美は生きてるか？」が聞こえる。

泉美は「生きてるよ」と答え、ふっきれたような笑顔で「さよなら」と言う。

…オイオイ、サヨナラはねぇだろ？淳一君が可哀想だろ？せめて「ありがとう」じゃねえの？

と、以上、憤ってばかりのひねくれオヤジでございました。

ちなみに泉美の通う精神病院に、

「ジャコ・パストリアスはなぜ死んだ？」とか言う変な患者が出てきたがありゃなんだ？

ちなみに、ジャコはウェザーリポートとかに在籍していた天才ベーシストで、３５歳で死んでいる。

なお、死因は、泥酔してライブハウスのガードマンとケンカしたときのケガのため。