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2016年04月24日01:58

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AG PYTHON 4(TOKYO MARUI)

東京マルイ エアリボルバー。

マルイバレル+クラウンフレームでもっと良くならんかと撃ち込んだりイジっていたところ、

「ぐぎぎ・・・」

アレ?ハンマーがおこせなくなりました。無理してはいけません。とりあえず分解。
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なんか大事なパーツの軸が折れてるww!

補修はして元通り撃てるようにはしましたが、メインスプリングが強い18禁パイソンの宿命かもしれませんね。数千発も撃ってないと思うんですが色々と負荷があるようです。

また、マルイのシリンダー・バレルを移植していましたが、シリンダーのP.C.D.が小さいマルイではクラウンフレームとの組み合わせ時、カートがやはりバレルの下ヅラを少し競って発射されているようで、ホップのかかりが不安定な時があり、それがどうやっても直せませんでした。(元のクラウンノーマルよりかは確実に良いものでしたが。)

という訳で、マルクラパイソンは止めて、マルイに戻して模索していきます。
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削った分、アルミテープを左右に5枚ずつ貼り付け。
6.6mm幅くらい純正サイズより攻め攻めで組立しなおし。

バレルのチャンバー割れですが。
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アロンアルファでしっかり補修し直しました。この後、電動ガン用赤グリスを塗布してALバレルをつっこんだら2度とバレルが抜けないようなキツさになりました。初速は少しだけあがり、0.2gで31m/sくらいに。(正常な値に戻っただけ?)

シリンダーのオーバーランが止まりません。
どうしても素早くコックすると必ず1か所だけオーバーランします。
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じっと良く見る。。正常な時は滑らかでも異常なときでコック時に引っかかりを感じます。
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↑オーバーランしない個所。フレームとシリンダーに隙間があります。
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↑オーバーランする個所。フレームとシリンダーが当たってない??
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フレーム裏、クラウンに比べてバリが多いし貼り合わせ汚いよね。。とりあえずバリ取りはしましたがこれだけでは治りませんでした。

じーっと見る。。
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もっと見る。なんかエキストラクターのシリンダー中心の穴がズレてね?
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正常に回転する個所(フレームとの隙間がある箇所)では0.6mmくらいの肉厚、異常な場所は0.8〜0.9mmくらい厚みがありました。

ハンダコテでスーっと当ててちょっと径修正しました。
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OK!これで普通にコッキングする時にはオーバーランしづらくなりました!(素早いコックをするとどうしても完全ゼロにはなっていないので難しい。)これをやる前は確実にオーバーランしていましたので、これ以上は仕方ないと思うしかないかもしれません。

クラウンとマルイのピストン・シリンダー比較。
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クラウンは白い樹脂、マルイのは黒い樹脂です。ピストン形状やカップの肉厚が少し違います。マルイはピストンが星型になっており、接触抵抗を減らそうとしてる形です。ここはマルイの設計の方が良いと感じますね。

マルイピストン⇒クラウンへ ○(撃てます)
クラウンピストン⇒マルイへ ×(入りません)

そうなんですよ。18禁のクラウンピストンとバネをマルイに入れたら良いと思ったのですが、互換性がなかったです。クラウンのバネとピストンは一体になっており、バネだけとるのができませんでした。(強引にひねる程度では取れなかった)

電動ガン用でも径の小さいものか(通常のメインスプリングやカスタムスプリングはφ14くらいなので入りません)、VSRやイサカ、ベネリあたりの径がφ12〜13くらいのスプリングを切って入れるのもいいかもしれませんね。(ハンマーコック堅くなるのと負荷で壊れるかもしれませんがね)

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クラウンなどで有名なのが1円玉をスプリングガイドの下に1枚入れて底上げする方法がありますが、要注意です。やるなら1枚まで、2枚以上はシアがかからなくなります。理由はスプリングガイドの軸長さが短いのですが、ピストンが結構ぎりぎりまで降りてくるからです。

それより初速UPにもっとオススメな方法を。
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水道管補修用のユニオンパッキン(平角リングですね)を使います。
スプリングガイドには軸径より小さいものを無理矢理入れます。コレ重要です。
(外径φ12-φ8をφ10くらいの軸に入れてます)
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ぴったり内径のものを入れるとバネが縮んだ時にめり込んでパッキンがズレるからです。
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ピストンの内部にも1枚入れています。こちらは内径にぴったりのサイズを入れてます。(逃げ場がないですからね。大丈夫です。φ14くらいのサイズだったかと)

初速は0.2gで34m/s;0.11Jくらいになりました。
(箱出し時は30m/s;0.09J)
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0.12gでも同じく0.11Jです。ゴムパッキン1枚で初速が0.2gで2m/s程アップした感じです。元の初速が低いので意味がありますね。

この方法だとコッキングが重くならないのと(体感上、わからない)ゴム自体に弾力があり、1円玉のような硬質なスペーサーでいたずらにバネのたわみを酷使し、ヘタらせるより、バネを痛めず反発力が稼げるからです。

3m室内撃ち、グルーピングチェック。
【0.2g】
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【0.12g】
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やっとまともな状態になったかと思います。0.12gで正照準で狙点は丁度良いです。リアサイトの調整もほぼど真ん中。弾が左にかっとんでいくからリアサイトを右いっぱいに調整している方もいるみたいなのですが、そのような個体はバレルがねじれているかもしれませんね。

屋外での弾道、ホップは0.12gで強いホップが効いているのがわかります。0.2gだとフラットで少しかかりが弱いかな、と思うぐらいなのは以前と変わらず。

昔のコクサイやマルシン、クラウンを含め「エアガンのカート式リボルバー」(マルイガス式をカート化したものは良すぎるので除く)がどういうものが標準的か知っていると素晴らしい性能です。インドアとかでリボルバー限定戦とかならめっちゃ楽しいでしょうね。

外観の質感や出来でいうなら完全にクラウン製が良いです。マルイはエッジが立っておらず、いろいろと安っぽく汚い。(塗装の「色だけ」は良いので騙されている人が多いですけど。)

ただ、シリンダーが前後に動く構造や、本来あるポテンシャルと弾道性能、気密の高さ、初速の安定感は良いですね。部屋撃ちにもよく、非常に良いものだということがわかりました。


ただし、コレが「箱出しの状態で」だったならな・・・w


エアーリボルバーシリーズが2次ロット以降などで改修、改良が進めばいいですがどうなることやら。6インチバレル版やM29などもそのうち出るでしょうからその時がマルイの企業としての姿勢がわかりますね。
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