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2016年04月18日16:08

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二律背反

ホリエモンが尾木ママと対立 TVの地震自粛めぐり
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3952620





両者の主張は言い方が少々キツイという印象は持つものの、間違ったことは言っていないと思う。

とすれば、両者は二律背反だ。

堀江氏の主張は端的に「人間の人生はボランティアではない」ということができると感じる。

確かに一理ある。

人間の人生(社会生活)はボランティアではない。
確かに被災者に対する気持ちや具体的行動は必要だが、特別な権利や地位、権限を持たない一般市民自身の日常や平穏な生活を乱してまで他者へ尽くすことは、義理はあっても義務はない。
だから、無理のない範囲で支援するならばともかく、必要以上に支援する必要はない。

と言っているように感じた。


一方、尾木ママの主張は端的に「人間はボランティア精神(相互扶助)が最優先だ」と感じた。

これもまた一理ある。

人間は社会生活において決して独りきりで生きることはできない。
必ず誰かの助けや犠牲のもとに生きている(生かされている)のであるから、他者が被災し困っているならば、当然に手助けをするべきだ。
だから、多少無理をしてでも困っている人を助けることは必要なことであり意味がある。


結局のところ両者は保守派と革新派のようなものであって、どちらかが明らかに誤りであるというわけではない。

一見すると程度問題(基準の問題)のようにも見えるが、あっちが立てばこっちが立たずという状況であるから、細かい部分での線引きが困難である以上、やはり両者は二律背反であると言わざるを得ない。



これは賛否両論であるが、個人的には現代人(規範や権利に忠実である人)であれば堀江氏、現代人に対して昔気質の人(義理人情を重んじる人)であれば尾木氏に評価が分かれるところだろう。

現代においてはどちらも悪ではないだけに、難しいところだ。
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