mixiユーザー(id:16011279)

2016年05月05日21:16

391 view

BMW525ブレーキローター交換

ここのところエンジンは好調でアイドリングのブレも全く感じられない。
連休前半に大阪まで久しぶりにロングドライブを敢行したが、直6エンジンのフィールはやはり素晴らしく、ボディ剛性の高さと相まってやはりBMWの良さを再認識した次第。これで故障がなければねえ・・・でも最近はこれといってトラブルもなく良い子にしている。
大阪行きの前にエンジンオイル交換したついでに、今日はブレーキローターの交換作業を行った。何度もやっている作業で手順もよくわかっているから午前中にも終わる・・・はずだった。
ローターの使用限界はフロントで20.4mmであるが、マイクロメータで実測すると19.7mm程度。過去の経験ではもっと段差ができるまで使い込んだこともあるのでまだいけるかもしれないし、そろそろ乗り替え?という話もあるのだが、まあ部品も手持ちがあることだしブレーキは重要保安箇所であるからやっておいて損はないだろう。天気も良いことだし。
ローター交換の鬼門はわかっていて、古いローターの固着をどうはがすかということに尽きる。まあ固着がひどくないことを祈ろう。

手元にあったのはBALOのものでこれは純正のOEM。過去にはDELPHI製も使ったことがあり、GM純正ということで信頼していたが、あまりフィーリングが良くなく、やはりBALOが一番良いように思う。仲間内ではATE製もよく使っていた。脱線ついでに言うと、よくダストが出ないブレーキパッドなんていうのもあるが、この手のことは必ず何かのトレードオフになっていることを認識すべきと思う。BMW純正のブレーキは何の変哲もない片持ちキャリパーだが低温から効きはすばらしい。これには絶大な信頼をしていて、何度も危機を救われたし、いままでブレーキ関係はABSのECUを除いてトラブルもない。
以前、中国自動車道の緩いコーナーをE32の750でほぼ100キロで走行中に前方のバイクがいきなり転倒したことがあった。フルブレーキングを行いなんとか追突せずに停止したが、並走していた国産車は止まれずにバイクを避けて分離帯にぶつかってとまったことがあった。この事故で全くの無傷であったのは私と私の750だけであったが、その国産車は750よりも軽量でブレーキ負荷は低いと推測された。タイヤの差もあったかもしれないが、この経験以来、ブレーキダストなんぞは洗って落とせば良いと純正論者になった。

話がそれたがフロントから作業開始。特に問題なく進み、あっという間に終了。本当はローター交換の際はブレーキパッドも新品にするべきで、ローターの注意書きにも書かれているが、まだ残り厚もあるのでケチってそのまま。ちょっとインチキだね。重要保安箇所じゃないの?
リアに取り掛かる。フロントは心配した固着もなくスムーズにはかどったが、リアはがっちりと固着している。
あるお仲間は長い材木と杭打ちに使うどでかいハンマーで車両の反対側からぶったたくというのを得意技にしていて、どうもそれが一番ダメージも少なくて良いのだが、あいにく材木もハンマーもない。汎用のギアプーラーの一番でかい6インチの2本足のがあり、ベンチローターの溝にどうにか爪をかけて締めこんでいった。
相当きつく締めていったがまだびくともしない。そのうちパリーンとローターの溝が欠けてしまった。どう考えてももう外すべきボルト等はないし、こんなひどい固着は初めてだ。
溝が一部欠けたおかげでプーラーの爪が溝ではなくローター全体にかけられるようになり、再トライ。今度は轟音とともにローターが外れてきた。
次は反対側。工夫して溝ではなくローター全体に爪をかけた。締めていってもまたびくともしない。そのうちプーラー側のリンクに使用されている鉄板のパーツが変形してきて締めこんでいくと力が斜めに逃げるようになってしまった。これは能力オーバーと判定。
同サイズの3本足であれば力が均等に分散されるのでいけるかもしれない。これでダメなら本当に材木とハンマー買いに行かねばならない。
仕方なく、R1200RTでアストロに買いに行くことにした。約4000円の出費になるが仕方ない。
ところでR1200RTはこの冬全く始動していないしバッテリも特に充電していないが・・・かかった。数か月ぶり。秋月バッテリーを見直した。
3本足なら力が均等になるので溝でもいけるかと思ったが、やはり割れてしまい同じ結果。何とかロータ外縁に掛けて締めていく。轟音とともにやっと外れた。
後は簡単な作業・・・であるが、リアはパーキングブレーキシューの隙間調整という面倒な作業を行わなくてはならない。ボルト穴から内部のカムを探り、マイナスドライバーで動かしていく。ローターが動かなくなるまで一杯に広げてから12ノッチ戻すというのだが、手探りのみの作業であり、本当にカムが動いているのかどうか感覚だけが頼りなのでどうも自信がない。
キャリパーを取り付ける。いつも言うがBMWは整備性はあまり考慮していないようで、ホンダやトヨタ車もいじった経験があるがBMWはこの点ははっきり劣っていると思う。
フロントはそうでもなかったがリアのキャリパー取り付けボルトはサスのアームが邪魔して工具が全く入らない。ソケットはアームにあたってしまう。コンビレンチなら入るが振るスペースがない。フレキシブルジョイントや肉薄の9.5mmソケットなど駆使してなんとか作業した。
ブレーキフルードレベルを調節して、家の周りをゆっくり一周テスト走行。当たりが付くまでは制動距離を長めにとった方が良い。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する