昨日、立ち読みで、おそらくかなり前に書かれたであろう漫画を読んでた。
主人公のお母さんがカルト宗教かなんかにはまって出て行ってしまうのだが、主人公の妹が結婚する前日に出た先から手紙を出してきて、こともあろうか、その妹が結婚する当日が世界の終わりだ。みたいな内容が書いてある。
世界の終わりとは何ぞやと言うことは書かれていないので、登場人物が、世界の終わりって何?とか言って考えてるんだけど、戦争、異常現象、原発が爆発するとか?みたいなセリフが登場する。
そうだ、2011年の3月11日東日本大震災が起こるまでは(爆発したのは12日とされているが)原発爆発は世界の終わりだった。
私も原発反対しだしたのは2006年からだが、それ以前の2000年問題の時も、原発のコンピュータがおかしくなったら原発が爆発して世界の終わりが来るんだ。と思っていた。
放射能漏れが終わりだとするなら、原発が出来たときからもう終わりは始まっていただろうに、呑気にその時に終わりが来ると思ってビクビクしていたのだから今となっては笑うしかない。
どんな終わりがやって来るのか、全く想像がつかなかった。
チェルノブイリ原発が爆発し、立ち入り禁止の町が出来たと言う。消えた458の村 っていう本があるようだ。広さはどれくらいなのだろう。
だが別に世界は終わってない。
苦しみを引きずりながら次世代に受け継いでいっているだけだ。
今度原発が爆発したら日本は終わりだ終わりだと言いながら、たぶんすぐに全員が死んでしまったりはしないのだろう。
人が死ぬような出来事が何度も起こるけれども、生き残った人間もいるのだろう。
だけど、自分たち個人の生活はいつか終わる。
原発が爆発しようとしまいと、戦争が起ころうと起こるまいと終わる日を迎える。
私たち長く生きて来たものは、この先病気になって野垂れ死にすると言うのもある意味まだしかし人生の終末としてある話だろうが、生まれたときからずっと病気や障害の痛みにさらされて生きて行かなければならない子供たちがどんどん増えていく。
生まれてさえこれない命も増えていく。
それでも、原発事故は大したことなかったのだといまだに吹聴して回り再稼働おめでとうなどと言っている能天気な人たちがいる。
危険だと言っている人たちを憎み、嘘つき扱いする人間がいる。
彼らは何を守っていたいのだろうな?
ただの頭の悪い人というには薄気味が悪い。
ログインしてコメントを確認・投稿する