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2016年02月07日22:55

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阿亀(おかめ)の祈り  千本釈迦堂をお参りする。

☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
 2016年 平成28年 
 2・7(日) 

    阿亀(おかめ)の祈り

    千本釈迦堂大報恩寺をお参りする
    (せんぼんしゃかどう だいほうおんじ)
         
                    
 姫野です。
 今日京都は雲は多めながら、陽のさす、
 しかも小雪の時折ちらつく晴れの寒い一日でした。

  
 ど〜も、いかがお過ごしでしょうか。
 もうはや2月になりました。


 今日は朝クリーニング屋により
 京都市長選挙の投票で近くの北山小学校により
 北大路ビブレ内のフィットネスクラブで軽く汗を流し

 それから、お昼に五目そば(910円)をいただき
 北野天満宮の梅園に梅見物に出かけました。


     <北野天満宮梅園>

 梅園はお茶代がついて600円の入園料です。
 梅はまだ3分咲きでした。
 2月末ぐらいがよいのかなと感じます。


 僕はこのごろ梅のよさがだんだん分かってきました。 
 確かに桜に比べると地味なのですが
 梅は梅でよいものだな〜と感じます。

 僕のすらりと低い鼻を近づけて
 そのかすかな香りを楽しむのが
 何とも言えないのです。

 
 北野天満宮を後に、自転車で上七軒の花街を抜けて
 すぐの千本釈迦堂大報恩寺をお参りしました。


   <千本釈迦堂大報恩寺宝物殿>

 千本釈迦堂には何度かお参りしていますが
 時間がいつも遅くなり、外からのお参りだけでした。

 今日は時間に余裕があったので
 拝観料600円を支払って、宝物殿と本堂内を
 お参りいたしました。


 千本釈迦堂は今から約800年前の鎌倉時代の
 建築になります。応仁の乱で京の神社仏閣は
 ほとんど焼けましたが、ここの本堂のみは戦火を
 まぬがれ、現存する京洛最古の建造物として
 国宝に指定されています。


 ここの宝物殿の像が大変素晴らしい傑作ぞろいです。
 快慶作の十大弟子がことに僕には気に入りました。
 快慶らしく、リアリティある力強い芯のある身体、
 そして理知的で内面をうかがわせる表情、全体の
 バランスの良さ、どれをとっても
 素人の僕でも傑作とうならざるを得ません。 

 宝物殿を出て本堂をお参りします。
 ご本尊の釈迦如来像は秘仏で直接参拝できません。
 (これが少し残念)


   <千本釈迦堂大報恩寺とおかめ>

 この国宝の本堂の建立にあたって、おかめの話が
 残っています。

 本堂を建てるにあたって棟梁に任命されたのが
 当時京都に知れ渡った長井飛騨守高次という名大工
 です。

 しかし、名人にも失敗があります。
 何と本堂の柱の4本のうち1本を短く切ってしまったの
 です。

 こんな大建築の柱にできる木というのはそう簡単に
 替わりがすぐあるというものではありません。
  信徒が寄進した高価で貴重なものでした。

 「予定の棟上げ時期も近いというのにどうしたものか」
 高次は苦悩します。

 それを見かねた妻の阿亀(おかめ)は祈願します。
 「私の命に代えても、どうかよい知恵をお授け下さい」

 おかめの七日目の夢に斗組(ますぐみ)が浮かびました。

 「あなた、他の3本も短くして上に斗組(ますぐみ)を
  のせれば」

 高次は「それだ!」と工夫して無事棟上げに
 こぎつけることができました。


 しかし、お亀は棟上げ直前に祈りの言葉通り
 自害して命をささげました。


 名人高次はお亀の面を棟に残しました。


 「う〜ん、お亀さんも死ななくても…」と僕は
 感じますが、その一途さ、純粋さは胸を打ちます。


 応仁の乱その他の天災も免れて
 木造建築で800年後の今に残るのも
 お亀さんの純粋な祈りのおかげと感じます。


  千載の 香りもたかき よき妻の

    むねに残れる  釈迦堂の華

             修一郎



 ではでは
 愛を込めて!
 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)


 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。

 よろしければ、お参りして一息入れてみて下さい。
  (聖心寺・聖心神社)
  http://seisinji.net/index.html
 
 僕の自費で印刷した本「なぜ生きる」を
 お読みいただけると嬉しい。
 
 本の少し詳しい内容とお求めは
 http://himeno3.blog89.fc2.com/


 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

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 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい


 できると信じればできる。



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