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2016年01月26日00:25

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『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)6』

森田季節 先生が贈る異能力者の光と闇を描くリアル・アクション。第6巻は追い続けた
「天上」となった“朱雀”の新生活と、その彼を前に“小手毬”が抱える悩みを描きます。
(イラスト:にぃと 先生)

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094515916


「天上」のウサギ、“天児奈”のふざけた言動を見てあっけにとられる“朱雀”。さらに
“天児奈”に設けられた「天上」就職の事前説明会で告げられた慈悲も無い現実の数々。
またニートなのか、と同情しつつ実際の「天上」としての働きぶりにも涙が出そうなほど。

とは言え、「天上」と認められた“朱雀”は異能力者として格段の力を得たことは確か。
並び立ちたい“小手毬”にはその力の差に焦りを感じざるを得ず、またKCへの出場を停止
せざるを得ない立場であることが他の異能力者たちに気を揉ませることにも繋がります。

その結果、一人の異能力者に安易な選択肢を選ばせ、やるせない結末へ辿らせてしまう
あたりは“朱雀”も楽な生き方ができませんな、とある意味では安心する自分がいます。
そして“小手毬”の悩みに一縷の望みを見せた彼はどの道を選ぶのか注目したい所です。


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