mixiユーザー(id:40222063)

2015年12月20日19:13

452 view

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観て来ました。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=40222063&id=3799295

『スター・ウォーズ』は熱狂的なファン、というほどではありませんが、思春期の頃にエピソード4を観て、SFにハマった身としては、初日の初回上映を観に行くくらいには思い入れがあります。
本日2回目を観て来ましたのでレビューと感想を書こうと思います。ネタバレはほとんど書いていません。

2回目の方が内容が分かっているので、じっくり楽しめました。30年以上も続く映画界にとっても特別なシリーズを、リアルタイムで経験できていることは幸せです。

今作の私の正直な評価は「1本の映画の出来としては普通なれど、スター・ウォーズの続編としては最高!」です。

単純に1本の映画として観た場合、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より面白い作品はあります。
ストーリーも演出も詰めの甘い部分がある『スター・ウォーズ』ですが、それでもスゴイと思うのは、これが壮大なサーガである点でしょう。シリーズが続くにつれ、その部分がより鮮明になってきて面白さが増していると思います。

先日TV放送されていたエピソード4も、1〜3を知ってから観ると「ああ、あのセリフはそういうことだったのか」と分かったりして再発見が多くありました。

今作において我々はエピソード1〜6全ての出来事を知っています。それは過去を知っていて若者を導く役のハン・ソロやレイアやルークたちより上の神の視点です。そんな視聴者を満足させる作品を作るのは製作者も苦労が絶えないでしょう。よくぞ作り上げてくれました。

撮影が始まっているというエピソード8も楽しみです。


さて、以下は細かい感想を。

【ストーリー】
ストーム・トルーパーに個性を持たせる、というのは新鮮でした。あれはクローンだったはずですが、帝国が倒れてファースト・オーダーになってからは違っていたのですね。
誰が誰の子か? という血のつながりは『スター・ウォーズ』においてとても重要な要素です。カイロ・レンは大方の予想どおりでしたが、レイはまだ明言されていませんね。フォースの強さから言えばルークの子かな、と思うのですが、そうすると母親が誰か? という話になりますね。

【映像】
当然のごとく最新のSFXを駆使して素晴らしいものでしたが、ファイターによる戦闘シーンなどはエピソード1〜3のようにただ派手なだけでなく、旧三部作の雰囲気に近い第二次大戦の空中戦のような渋さがありました。特にポー・ダメロンが凄腕のパイロットであることをワンカットで見せるタコダナのシーンは圧巻でした。

【登場人物】
・レイ(デイジー・リドリー)
初の女性主人公、彼女の魅力に成否がかかっていると言っても過言ではないと思いますが、これは成功していると思います。デイジー・リドリーは写真で見るよりずっと魅力的でしたね。
エピソード4で最初にミレニアム・ファルコンに乗ったルークが「あの赤いランプは何?」などと騒ぐだけで操縦やメカに関しては役に立たなかったのに比べ、レイは操縦にもメカにも強く、ハン・ソロにも一目置かれる出来る子でした。この辺は4に対する逆説的なオマージュかな、なんて思いました。

・フィン(ジョン・ボイエガ)
レイ以上に成否を決める役どころだったフィン。まあ及第点かな、というところ。彼がもっと魅力的ならさらに良かったかも、と思います。

・ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)
エピソード4のハン・ソロの役回りかな、と思っていましたが、見せ場はさほどなかったので次回以降に活躍を期待というところでしょうか。

・ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
思った以上に出ずっぱりで大活躍でした。ちょっと歳取ったなー、とは思いましたが、紛れもなくハン・ソロでした。最後にああなってしまうのは予想されていましたが残念です。

・レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)
将軍ですかー。お姫様だったのに。(笑)

・カイロ・レン(アダム・ドライバー)
ダース・ベイダーに憧れているけどなり切れていない感じ、その辺の微妙な小物感が良く出ていました。今回の出来事で次回作では凄みが増すのでは、と思っています。

・キャプテン・ファズマ(グウェンドリン・クリスティー)
完全にボバ・フェットの立ち位置でしたね。強そうだけどさほど活躍しないという役。(笑)
ダストシュート&粉砕機の刑は4の意趣返しでしょう。

・BB8
R2−D2とC−3POがあまり出てこないので彼が代わってマスコット役を一手に引き受けていました。最初にR2−D2を見た時はその造形と発想がスゴイと思いましたが、BB8はそれ以上でしたね。表情ないのに可愛いったらありゃしない。

・ミレニアム・ファルコン
人物ではありませんが、やはり『スター・ウォーズ』には欠かせないアイコンの一つです。ポンコツ呼ばわりされているのは相変わらずですが、登場の仕方が憎いですね。ファーストショットで「うぉ〜、キター!」と思いました。

・ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
最後の最後にちょっとだけ登場。それでもエンドロールではハリソン・フォードに続いて2番目でした。さすが旧三部作の主人公。
エピソード8では最後のジェダイ・マスターとしてレイを導くのかな?



2回目の方が面白かったので、正月休み中にもう1回くらい観に行っちゃおうかなー、なんて思います。


公式HP
http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する