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2015年12月06日21:25

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【文字起こし】2015.12.5ラジオ・フォーラム第152回「小出裕章ジャーナル」【年1ミリシーベルトを超えて被曝した労働者がガンや白血病なったら、労災を認めるべきだ】

過剰診断?

アンタらは一巡目の検査で甲状腺ガンの患者が多数見つかったのは、スクリーニング効果でこれ以上患者は出ないと言っていただろうが。

それならなぜ二巡目の検査でなお、甲状腺ガンの患者が出てくるんだ?

全然説明になってないよむかっ(怒り)
もうちょっとまともな言い訳を考えてから出直して来いむかっ(怒り)むかっ(怒り)むかっ(怒り)


ラジオ・フォーラム第152回
http://www.rafjp.org/program/152/

小出裕章氏講演会情報
http://healing-goods.info/koide/

小出裕章(元京大助教)非公式まとめ
http://hiroakikoide.wordpress.com/

京都大学原子炉実験所 原子力安全研究グループ(小出氏が在職中に所属)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/index.html


【内容文字起こし】

パーソナリティ:谷岡理香(東海大教授)

谷岡:小出さん、よろしくお願いいたします。

小出:こちらこそよろしくお願いします。

谷岡:今日は、「放射能被曝とガン発症」についてお話を伺います。10月20日、東京電力福島第一原発事故後の作業で放射能被曝した後に、白血病になった元作業員の方に、労災保険が認定されました。事故収束作業に伴う白血病の発症で労災が認められたのは初めてです。小出さん、今後もこのようなケースは、増えて・・・くるでしょうね?

小出:はい。えー、福島第一原子力発電所の事故収束作業というのは、未だに、ものすごい被曝環境の中での作業が続いています。これまでに、既に、2万人近い人たちが、累積で5ミリシーベルト以上の被曝をしてしまっていますし、これからも、どんどんそれが増えていくだろうと思います。そして、被曝による労災の認定というのは、これまでは、年5ミリシーベルト以上の被曝をしたという場合の、白血病の発症については労災を認めると、いうことだったのです。

谷岡:はい。

小出:ではその年5ミリシーベルトという被曝は何で出てきたかといいますと、その基準が決められた1976年の時に、一般の人々の、被曝の許容限度というのが年5ミリシーベルトだったのです。それを超えたということは、一般の人ではなくて、労働者として被曝をしたことになるのだから、白血病が出たのであれば、労災を認めようという考え方なのです。もともと被曝によって、様々なガン、白血病が出るということは、学問の定説になっていまして、一般人の被曝限度以上に、浴びるのであればやはり労災を認めるというのが、まあごく当たり前の考え方だったのだと、思います。

谷岡:はい。

小出:それが今回も、5ミリシーベルトを超えたからといって認められたわけですけれども、でも現在の、一般人の許容限度というのは、年1ミリシーベルトに既になっているわけで、私としては、年1ミリシーベルトを超えて、被曝をしたような労働者が白血病になった、あるいはその他のガンになったというならば、労災として取り扱うべきだと私は思います。そういう・・・労働者はもうたくさんいるわけですので、今後多数の労働者に対してきちっと労災を認めて欲しいと願います。

谷岡:今も福島、原発事故の収束作業は続いているわけですけれども、現在の放射線量とかその基準とか、どういうふうになっているんでしょうか?

小出:はい。え・・・これから、溶け落ちてしまった炉心の撤去作業というようなものも、やらなければいけないわけですし、それより前に1号機、2号機、3号機の中に、使用済み燃料プールがもちろんあるわけで、そのプールの中にある、使用済み燃料の取り出しという作業も、やらなければいけません。大変被曝の多い作業にならざるを得ませんし、従来以上に労働者が被曝をしていくと、いうことになるだろうと私は思います。

谷岡:そういう危険な高線量の現場に、その線量計を持たないで入って行ったりとか、あるいは、わざわざその線量計に、鉛カバーでしたでしょうか?線量を低く見せかけたりする。つまり、被曝線量を誤魔化して働かせているという問題がありますね。

小出:そうですね。被曝線量を、低めに見せるというようなことは、例えば雇用者側からも、必要なことであって、なるべく、自分が雇っている労働者の被曝量を少なめに見せたいと思って、今仰ってくださったように、線量計にわざわざ鉛のカバーをつけさせて、被曝量を少なめに出させるように強制したと、いうような事例もありました。ただ、私自身は、もっと悲惨なのは、

谷岡:ええ。

小出:労働者自身が、自分の被曝量を誤魔化さなければいけないと、いう状態になっていることだと思います。なぜならば、現場で本当に被曝している労働者は、最底辺の労働者でして、彼らは、被曝限度に達してしまうと、すぐにクビになってしまって、生活自身を奪われてしまうということになるわけです。被曝作業に当たっている労働者が、例えば東京電力の社員であれば、限度に達すれば別の部署にむしろ配置転換になる、というだけであって、首を切られることもないし、生活が脅かされることもないわけですけれども、現在本当に苦しい現場で働いている労働者たちは、被曝限度に達してしまうと首を切られてしまって、今度生活ができなくなる、ということになってしまうわけで、自分から、被曝量を誤魔化して、被曝限度にまだ達していないと、いうような状態にしなければならなくなってしまっているわけです。本当に、厳しい労働なんだなと私は思います。

谷岡:もうこういうことが繰り返されないためには、その過酷な現場であるからこそ、しっかりと労働環境の整備をすることが必要だと思いますし、それから私たちも、ずっと見ています、私たちは忘れていないですよっていうことを、どこかでいろんなところで発言して、作業員の方のケアを十分にしていくようにすることが必要ですよね。

小出:そうです。仰るとおりで、まずは労働者が被曝するような、条件をなるべく無くすという、まあ労働現場の管理ということが一番大切なわけですし、先ほども聞いていただいたように、被曝限度に達してしまった労働者の、生活をどうするかと、いうことを考えることもまた、とても大切なことだと思います。

谷岡:あの、事故現場では未だに、と言いますかむしろこれから長い時間をかけて、収束に向けての長い作業が続けていくわけです。先ほども申し上げましたけどまあ、労働者の方々の・・・本当に健康が心配ですし、周りにいる私たちができることは、私たちはずーっとウォッチしていますよっていうことを、メッセージを発信し続けることが大事かなと、改めて思いました。小出さん、今日もどうもありがとうございました。

小出:ありがとうございました。

【文字起こし終了】


■チェルノブイリ原発事故後、成人の甲状腺がんと事故作業員の白血病も増加!?
(HARBOR BUSINESS Online - 12月05日 09:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=219&from=diary&id=3745265
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