mixiユーザー(id:2088704)

2015年11月22日09:25

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「後始末に手を焼く」

パリでの同時多発テロ以降の
とくに欧米社会の右往左往ぶりを見ていると
どうも「やっちまったなぁ」感が否めない

911でアタマに血をのぼらせたアメリカ人が
ほとんど根拠のない「テロ組織を支援している」という理由でイラク戦争に踏み出して以降
国際社会
とくに中東とEU加盟国はめちゃくちゃになってしまった

初期はアメリカが軍を駐留させる「雑だが誠意はある」対応をしていたが
なにせカネがかかるうえに状況は一向に好転せず
悪意をこめていえば「途中で放り出してしまった」というのが事実だ

アメリカが去ったイラクは国家として崩壊状態になり
テロ組織掃討をおこなっていたアフガニスタンでも事実上タリバンが支配している

そこで終わっていれば
まぁ「アメリカはダメだね」で済んだハナシだが
崩壊した各国にイスラム国という新手の勢力の伸長を許してしまった

このイスラム国がどの程度の実力組織なのか
正直欧米は見かねていた

日本でも「あんなのは国家ではない」などといっていたが
国家であろうがなかろうが強いものは強い

「イスラム国は国家ではない」といっているクセに
本気の空爆をしているところや「これは戦争だ」なんていっているのを見ると
イスラム国がただのチンピラ集団ではないことは認めざるを得ない


そして
フランスだのロシアだのがクローズアップされている現状
張本人のアメリカの影が薄い

元はといえば
アメリカが起こした騒動なのに
いまやすっかり元気がない

おれは少しまえから
アメリカは戦争だの紛争だのに関与すべきではないと思っている

というのはアメリカの輝かしい戦歴で
戦後統治に成功したのは日本しかないからだ

アメリカが関与した戦争・紛争は
たいてい後始末で泥沼化する

やる気のないイラクを相手に楽勝したと自慢していたのに
結果は惨敗もいいところだ

シリアの空爆の主体がロシアになっている現状を鑑みると
アメリカの落日を強くかんじる

アメリカ自身は
「日残りて昏るるに未だ遠し」と思っているのかもしれないが
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