テロリストを私が一言で言い表すならこうだろう。
『歩く本末転倒』
そもそもテロリストとはなんだろうか?
まぁ、ぶっちゃけ『政府に反逆する連中』な訳ですが、
てもそれってレジスタンスってことだよね? と思う方もいるでしょう。
確かに「政府に不満がある」というスタートラインは同じだと思いますが
『手段』がまるで違います。
レジスタンスは政府に対して基本的に『手段を選びます』が(選ばない場合もあるけど)
テロリストは『全く手段を選びません』
そもそも何故彼らは反逆するのでしょうか?
答えは簡単
『政府(もしくはお上)に不満があるから』
でもそれならもっと穏便な手段で戦えないのか?
デモとか署名とか話し合いとかで?
と、お思いでしょう?
でも、皆さんは解っているでしょう?
政府は基本『応じません』
自分たちに都合の悪いことは基本『無視』します。もしくは体よくあしらって『うやむや』にします。
それが政治家という存在です。
もちろん武力で弾圧することもあります、そしてその時は『弾圧自体を隠蔽』したりもします。
そうやって、人々の不満はどんどん膨らんでいきます。
そして最終的には
「ああそうかよっ! 無視すんなら力ずくででも戦うぞ!!」
と反乱になります。
・・・と、ここまで聞くと
「なんだよ、じゃあ悪いのはお上じゃねぇか?」ということになりますが、
テロリストはここから『おかしくなります』。
政府にいくら不満を訴えてもひたすら無視。
おまけに「国民は不満なんかありません」と嘘の報道までして
自分たちの存在自体まで『なかったこと』に・・・
↓
なかったことにされてたまるかと、実力行使。
とにかく『絶対に国が無視できないような騒ぎ』を起こそうと企む。
↓
でもやる以上は必ず『成果』が必要。
なぜなら失敗すれば武力で一気に弾圧されて『完全になかったことにされる』おそれがあるからだ。
↓
なので確実に成功する手段→目標を攻撃。
・・・というのがテロへの基本的な流れです。
さて、ここまではレジスタンスと対して変わりませんが、
ここから大きく違ってきます。
なぜならテロリストは
『一般市民を攻撃する』からです。
ね? おかしいでしょう?
基本、政府に不満があるから、というのが動機なら、一般市民は立場的には味方、ということになる筈。
なのになぜ味方を攻撃するのか?
それはですねぇ・・・
とにかく攻撃して自分たちの存在を無視させないようにしたい。
↓
でも政府の施設はガードが堅過ぎて失敗する確率が高い。
↓
確実に成功する目標が必要
↓
よしっ、一般市民を攻撃しよう。
?え? なんで????
一般市民が犠牲になる大惨事を起こせば『政府の無能ぶりをアピールできるから』だ!!
?ね? マジおかしいでしょう?
この考え方には「自分らが政府の弾圧よりもっと酷いことをしようとしている自覚」がないんですよ。
いや、本当はあるのですが、
実はこの時点で彼らは
『重度の【正義中毒】に侵されている』のです。
こういう状態の人間はどんな非道な行為も、自分の正義で正当化して行動しようとしているのです。
だから一般市民も
「俺たちはあいつら一般市民の為に戦っているのに、あいつらは否定的か無関心な態度をとっている。だからあいつらも政府と同罪だ」
として攻撃対象にしてしまうのです。
もう、
『政府や世論に無視されないのを最優先』にしてしまい、
自分たちの行為を正義の正当な行為だとしか思っていないのです。
それがテロです。
しかしもうお分かりでしょう。
たしかにテロをすれば政府や世論は彼らを無視できなくはなります。
でも、それだけです。
何の解決にもなってません。
もしかして
「テロをやれば市民を守れなかった政府は世論の非難を浴びて求心力を失う」
とでもおもってるのでしょうか? それとも
「次のテロを防ぐために話し合いに応じる」とでも?
んなわきゃないでしょうが。
一般市民攻撃すれば世論の支持なんて当然受けられないし、
むしろ不満の矛先がテロリストに移ってしまうので、政府には嬉しい♪
そしてテロなんかする連中と話し合いなんかする訳ない。というかできるかボケ。
(話し合いなんかしたら「テロに屈した」ことになってかえって求心力が落ちる)
むしろ
政府「やりぃ! 武力で弾圧する絶好の口実ができたぜぇ!」と大義を与えるだけ。
武力行使しても国際世論からも非難されにくくなるワケ。
・・・・・・ね?ね? おかしいでしょう?
テロリストのみなさん、政府とかに反逆してるのに
やればやるほど『逆に政府を【やりやすい】状態』にしてるんですよ?
まさに『本末転倒』
テロリストのみなさんバカなの? 死ぬの? ですよ。マジな話。
でも彼らは気が付かないんでしょうね?
だって、重度の正義中毒に侵されてますから。
自分たちの行為は神聖で善意で絶対正義な行為だと疑ってませんから。
彼らは一度冷静になって
「本当は何がしたかったのか」考えるべきなのだ。
ロンドンに渦巻く恐怖感。地下鉄が急停止で乗客パニック、武装警官も出動。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=103&from=diary&id=3717220
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