http://s.ameblo.jp/masa-universe/entry-12080643379.html
先日、日本にロナルド・レーガンさんが来日されましたね。
あっ、レーガンさんは人じゃなくて、原子力空母（艦隊）だそうですね。
このニュース記事を読むとさ、
「このところ、アメリカ海軍は最新鋭の軍艦を日本周辺に集めている。」
という表現があって、
一般の感覚では不穏な雰囲気を感じてしまうよね。
これは中国の軍事力の拡大や経済発展を念頭に置いた、
アジアのリバランス（最均衡）を取るためだそうですが、
僕の大好きなトモダチがたくさんいる中国と、この先もっと揉めることはあるんだろうか？
実際、いま世界はどんな感じなんだろうか？
そこで、下記の４冊を参考書に学んでる。
� 慇鐐茲両鐚院θ鷯鐚院� 著：田母神俊雄
航空自衛隊の最上位の階級「統合幕僚長」を務めた著者による、
「国際社会の中の日本」という感覚を知れる内容。
軍事力は抑止力、を前提とした今の国際社会の常識を見渡たせる一冊。
�◆屮ぅ好薀犢顱廚� 著：鎌田實
長年、チェルノブイリやイラクで医療支援を行ってきた著者の、人間とは？憎悪とは？
それでも愛の手を差し伸べることの大切さ。
これ以上、武力による解決をしないために「現場」からの声（視点）。
��『本当の戦争の話をしよう-世界の「対立」を仕切る』 著：伊勢崎 賢治
世界の紛争地帯で紛争処理、日本政府の依頼で武装解除を行ってきた著者。
平和を訴えても、悪を排除しても、戦争はなくならない？
平和や正義といったものを、哲学的な視点から学べる内容（と感じる。これから読むとこ。）
�ぁ慇こΔ萢戮�-歌って蹴って！28ヶ国珍遊日記』南米・ジパング・北米編 著：ナオト・インティライミ
世界を学ぶと、時に世界は重くなたり、暗くなったり、比重が偏ったりしてしまう。
けど、やっぱり世界ってステキだよね！って、
自分が動けば、ステキな世界と出会いが待ってる！って、
僕にとっては中心へ戻すバランスを取ってるくれる重要な役割の、
あのナオト・インティライミさんの旅本です。
この４冊は、最初から知ってて選んだわけではなくて、
本屋でパラパラと読んで選んだんだけど、
ちゃんと「全体像」の視点、
リアルな「現場」の視点、
それらを「哲学」する視点、
そしてそんな世界を「踊る（Moveする！）」視点、
ちゃんと、それぞれが役割を果たしてくれてた。
ひとつの物事は、ひとつの視点からだけじゃなくて、
いろいろな角度から見て、
ちがう意見を知ることで議論に発展していけると思う。
今日は、
アジア関係を重点にフォーカスして、
航空自衛隊の統合幕僚長を務めた田母神俊雄さんの著書、
『戦争の常識・非常識』の中から、
きっと今までと世界を違って見れるようになる、
５つポイントを参照させていただきます。
評論ではなく、肌で感じてきた現場からの意見というのが貴重だと思います。
（ひとつの意見、ひとつの世界の見方として参考に）
●この先、大きな戦いはまずあり得ない
核戦争にかぎらず、国を挙げて戦争をすること、
つまり総力戦を国家同士が戦うことはまずありえません。
先進国は世論の反発を恐れて国民が死ぬことを非常に嫌いますし、
総力戦の犠牲はあまりにも大きすぎるからです。
（p24）
●脅威を言わないと、予算を削られちゃう
もしもアメリカ発の「中国脅威論」があるように見えるとしたら、
それはアメリカ軍が防衛予算を確保するためにあえて言っているのです。
けっして実態を反映したものではないことに注意しなければいけません。
中国という「脅威」がなくなることで、
ただでさえ年間５兆円も削減されている軍事費がさらに削られること。
これこそがアメリカにとって真の脅威だと言えるでしょう。
このことは日本の自衛隊にとっても周知の事実です。
けれども防衛省はけっしてアメリカの言う、
「中国が脅威だ」と言った主張を否定したりはしません。
当たり前です。
中国は大したことがない、と認めてしまったら、
「ならば自衛隊も予算を削りなさい」と言われるからです。
（p59〜）
●本音はちがう
「米中二大軍事超大国」などといわれるのは、
中国を大きく見せて、
「言うことを聞いた方がいい」と思わせるための情報戦の一環にすぎないのです。
中国がその情報戦を日本に対して展開していますが、
実はアメリカにとってもそれは好都合なのです。
アメリカはアメリカ自身の軍事力がやりやすくなると同時に、
日本に対し、中国軍が強大だから日米安保が必要だ、
日本はアメリカを大切にしなければならないと思わせることができるからです。
アメリカは本音では中国を大して警戒していないのが実際のところです。
（P57〜）
●ほんとに戦争になったら困る
そもそも中国には、日本に手出しできない大きな理由がもうひとつあります。
それは、日本と戦争を始めると経済的に成り立たなくなるからです。
中国経済は輸出で成り立っていて、GDPに占める輸出依存度は２５％にもなります。
中国にせよ、同じく輸出経済中心の韓国にせよ、
日本から工業用の原料、部品、機会をほぼ１００％輸入して、
国内で完成品をつくることによって輸出貿易が成り立っているのです。
つまり日本と貿易をやめた途端に中国経済はやっていけなくなってしまう。
だから戦争になったら困るわけです。
（P97〜）
●ほんとはお互いわかってる
日本にとって北朝鮮が脅威になることはまずありえません。
ただ、北朝鮮が駄々っ子のように振る舞い、
時々ミサイルを発射することで、日本は防衛力の整備をやりやすくなります。
アメリカにとっても、北朝鮮の「脅威」を語られることで、
日本から金を出させやすくなる、ということはすでに述べました。
各国は北朝鮮をそれぞれの立場で利用し、北朝鮮もそのことをサバイバルに利用している。
これが国際社会なのです。
（p69）
５つの部分を掲載させてもらいましたが、
このポイントだけでも、なんとなく別の見方が見えたかな？
簡単にまとめると、、、
・小競り合いはあるかも知れないけど、大きな紛争はまず起こり得ない。
・戦いにならないために、「情報戦」で牽制し優位に立つことを行っている。
・軍事費獲得のためのパフォーマンスに、脅威論を使っている。
さらに入り込んだ話しとなると、軍事的な要素が増えて、
このブログの役割はここまでだなと思ったので、
詳しくは著書を読んでいただければ、もっと世界が俯瞰して見えてくると思います。
そうやって深めれば、
ニュースで「脅威」という情報を見るとき、
惑わされず「そういうパフォーマンスなのね」と思える。
きっと同じく一般市民の感覚として「平和」を求める人は、大きなチャレンジなのかも知れない。
僕にとっても、
田母神さんの本（軍事の本）を読むことは、
はじめ怖くて、見たくないことだった。
もう表紙のオーラで、（いやぁ、これは...）って最初は思った。笑
カフェでも誤解されないように、表紙を外して、こっそり読んだ。
「けど、見たくなかったものを開いた中に、
見たかった、知りたかった平和のヒントがあった。」
リアルな世界を知ることで、
無闇に情報に惑わされたりすることも減り、
いろいろな立場の意見を知ることで、
今までと別の考えが生まれ、
具体的に望む世界へのアプローチもしていける。
世界を学ぶこと、知らなかったことを知ること、
そして実際にやってみることは本当に面白い。
We Can Heal the World,Make it a Better Place.
宇宙の子マサより
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