mixiユーザー(id:20016884)

2015年10月13日16:11

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存立危機事態ってなーに?

さて「安保法案の根源」というかこの安保法案というのはある事態にならなければ
効力を発揮しないということを忘れている人が多い!!(一部は平時でも適用するが)

忘れている人=戦争法案と言っている人、戦争をするための法案だと思っている人

「ある事態」=「存立危機事態もしくは重要影響事態」のこと
存立危機事態とは政府見解では「日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生して、我が国の存立が脅かされ、国民の生命・自由および幸福を追求する権利が脅かされる明白な恐れが認められる事態」
重要危機事態とは「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」
ただ重要危機事態は存立危機事態よりも定義が曖昧です

実はこの部分は国会でも議論されましたが政府答弁も二転三転しホルムズ海峡の件で
安倍さんは「存立危機事態については、あくまでも我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃の発生を前提とするものでありますが、(略)国民生活に死活的な影響、すなわち国民の生死にかかわるような深刻、重大な影響が生じるか否かを総合的に評価して、状況によっては存立危機事態に該当する場合もあり得ると考えるわけでございます」
という苦しい答弁でした(笑)

例外の話をするとはちゃめちゃになるのでここでは横に置いといて・・・
さあ、ちょっと考えていただきたいのですが戦後70年で
「他国に対する武力攻撃が発生して、我が国の存立が脅かされ」た例があるでしょうか?

人によって解釈が違うので答えは様々だと思いますが私は過去にはなかったと認識しています
ただ「朝鮮戦争」「湾岸戦争」が該当するという人はいるかも知れませんね
私は「朝鮮」は経験していませんが「湾岸」はリアルタイムで知っています
特に私の「生命・自由および幸福を追求する権利が脅かされる明白な恐れが認められる事態」
だったとはとても思えませんしそんな人は知りません!!
日本の存立が脅かされる事態でもありませんでした
ただ、国連では突っつかれたとは思いますが(笑)

さらに武力行使が可能なのは「新三要件」が満たされなければなりません!!
新三要件 ↓
(1)我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること
(2)これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
(3)必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

さらには「現に戦闘行為が行われている現場」では実施しない等細かい規則が決まっています
しかも「国会の事前承認」が必要です。
「緊急の必要がある場合の事後承認可」という但し書きがありますが
常時自衛隊が海外の紛争になりそうなところにいるわけがありません。(笑)
いきなりPKO任務の自衛隊が何者かに襲われるという事態はあるかもしれませんが
その時のために自衛隊は日夜自己防衛のための訓練をしているのです。
まちがってもいきなり「存立危機事態」の紛争に巻き込まれるという可能性は低いです

まだまだ「活動計画自体を報告しなければならない」とかいろいろあるのですが
大雑把に上記のことが理由で
「自衛隊が海外で武力行使する可能性はゼロに近い」と言っています。

このように「安保法案」というのは「戦争をする法案」ではなく他国への抑止力も含め
「戦争がしにくい法案」なのです
万が一、国民の声を無視して政府が戦争に突き進みそうになったら
それこそ「民意で政府を倒しましょう!!」
過去に民意で政権が倒れたのは「宇野政権」「森政権」「麻生政権」など事例は多いです!

おもしろいのは「反対派」はいざ!という時に民意で何も出来ないと思っているんですよね(笑)
こんなMIXIでウジウジコメしてるくらいならいざ!という時にしっかり動けよ!といいたい

自衛のための最低限の実力行使を認めながら
本当の戦争に反対しているのは実は「賛成派」なのですよ(笑)!!

次回は「反対派の矛盾点」を挙げてみましょう


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