親しき仲にも礼儀あり。
親しくない仲ならそれにも増して礼儀あり。
メールだけだというならなおいっそ礼儀あり…
この10月で仕入先の担当者が変わった。
なんでも、今まで担当していた人の上司が直接担当してくれるようだ。
経験も長い人だし、助かる…と、思っていた。
客先からのFAXやメールの依頼が多く、対応に追われて外出できなかった本日。
仕方なくマクドを買ってきてもらい、食いながら対応。
本日のメニュー、フィレオフィッシュ。
普通ならポテトなんだが、W揚げ物を避ける為にサラダに変更。
サラダってもっと瑞々しいものなんだが、なんでこんなにカスカスなんだ…
そう思いながら食ってると、得意先からメール。
新たな案件の依頼だ。
しんどくはあるが、ありがたくもある。
早速案件内容を書いて、仕入先にメール。
客先、用途、数量、品番と、量産数量とを事細かに書いて送る。
5分もしないうちに、仕入先からメール。
えらく早いな。もう回答でたんか…
感心して中身をみると…
「量産時期は?」
…は?
人に物を尋ねる時には、今回なら「量産時期はいつ頃か分かりますでしょうか?」
もしくは「ご教示ください」じゃねえの?
7文字から10文字程度の短文を端折るんじゃねえよ!
…まあ、書いてなかった俺が悪いと思い直し、きちんと不足分を書く。
すると、またも5分もしないうちにメール。
「この商品は今月から末尾番号が変更になります。既にご存知のはずですが。」
かっちーん。心の中でゴングが鳴った。
…おい。要んのかそのさりげない嫌味。
品番訂正しろってんならさっきのメールで書けばいいだろ!
忙しくて品番訂正する暇もないってのかい?嫌味を言う暇はあるくせに…
目の前にいたら、食いかけのカスカスのサラダを顔面に投げつけてやるところだ。
…その前に人前だったら食わないけど。
頭にきた俺、こう返した。
「了解いたしました。お客様の指定品番のまま記載しておりました。
わざわざお手数をおかけ致しまして、誠に申し訳ございません。」
超慇懃無礼なメールを送ってやる。
嫌味に対し、超馬鹿丁寧に謝ってるふりをしてやった。
激烈に仲の悪い嫁と姑のやり取りのようなメールとなっていた。
そのメールを打ってる時の俺の表情を横から同僚が見ていたらしく…
「おい、また般若みたいな形相になってたぞ。」と指摘される。
表情は笑っているのだが、目はバッキバキに血走って殺気立っている。
俺のよくやる表情、通称「般若の笑み」
見たい方は嫌味な事を一言言ってもらえれば、すぐ見れます。
あ、自己責任でお願いしますね。
…誰も見たくねえよって?
まあ、当たり前か。
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