ライブ備忘録１８７ ８月２３日 近藤美里、後藤雪絵、佐合井マリ子＠大津FIGARO HALL

この日の夜は、佐合井マリ子さんの企画で滋賀のクラシックホールにピアノ弾き語りシンガーソングライター３人を集めてのライブへ。歌ヂカラのある方々なだけにクラシックホールの響きがすごく似合うライブでありましたね。

前半はグランドピアノ２台を使ってのコラボしまくりライブ。佐合井さんはコラボツーマンを毎月やっているだけあって、もう慣れたものという感じでしたが、さらにハーモニーが素敵に響くものになって、たまらないものになりましたね。その一方で近藤さんと後藤さんはまさかのアニソンカバーを弾き倒し。でも、なんだからしい感じだなとも。それに加えて三連弾をやったりアカペラをやったりと、いい音環境だからこそ、めいっぱい音を楽しむライブになりましたね。そんな楽しんでやっている感じが、この３人にはよく似合うんですよね。それだけに楽しいものでありました。

後半は、それぞれのソロでのライブ。まずは近藤美里さんからでしたが、近藤さんの歌声はパワフルで伸びやかなものであるから心地よく響きわたる感じが素敵なライブでありましたね。この日のセットリストは爽やかな感じで近藤さんの想いをストレートに表現した曲が多かっただけに、気持ちもグッと響くのがいい感じでありましたね。

次に後藤雪絵さんは２年ぶりぐらい。わりとシニカルなタイプの歌のイメージを持っていたのですが、この日はこの音環境のおかげもあって、歌のダイナミックな部分が印象に残るようなライブでしたかね。もとより個性的な表現の方なので、なかなか惹き付けるものがありました。

そして、佐合井マリ子さんは雄大な歌声の方ですから、まさにホールの響きがピッタリでありましたね。その力強い歌声が響きわたってせまりくるライブに胸が熱くなりまくりでありました。特に新作の収録曲は、ストーリー性をより強めているから、じっくりと歌い上げることでより心を動かす歌になっていることが感じられたのですよね。そんなこんなで 、とても胸をうつライブでありました。