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2015年08月31日10:30

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「曽野綾子の分際」という題名の方がふさわしい。「人間の分際」は<運命が変えられるか>とか、<努力が報いられるか>ではない。己の基本的人権が守られるかどうかだ。人間の基本的人権が守られるかどうかだ。

■「努力は報われる」は本当か?
2015年08月29日 18:02 新刊JP
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=3590144


●【「曽野綾子の分際」という題名の方がふさわしい。「人間の分際」は<運命が変えられるか>とか、<努力が報いられるか>ではない。己の基本的人権が守られるかどうかだ。人間の基本的人権が守られるかどうかだ。】


曽野綾子という人は、どういう人か。これが「曽野綾子の分際」だ。



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E9%87%8E%E7%B6%BE%E5%AD%90
社会・政治的言動 に注目


チリのアジェンデ政権は、世界で初めて自由選挙によって合法的に選出された社会主義政権であった。選挙で誕生した初の社会主義政権。その立役者アジェンデ大統領は軍事クーデターで転覆させられた。アジェンデは殺された。だが、歴史において、自殺ということにさせられてしまった。

曽野綾子はチリ・クーデターの際に、サルバドール・アジェンデは左翼にしか奉仕しない政治家だと掃き捨てて、クーデター首謀者、アウグスト・ピノチェト将軍を首班とする独裁軍事政権を擁護した。
怒りはない、悲しいだけだと、チリ・軍事クーデターを支持した。


センチメンタリズムで悲しいだけだと流して、世界で初めて自由選挙によって合法的に選出された社会主義政権の転覆を支持した。

この人物は、クリスチャンだ。だが、どこに神の陰翳があるというのだ。

それが「曽野綾子の分際」だ。



「曽野綾子の分際」は、社会科学的論理能力の真空化、論理整合性の無さに、その特徴がある。

その一方で、センチメンタリズムに何でも流し込んで終わらせるやりかただ。

メチャクチャな思考過程、論理的整合性の欠如など、全く意に介さない。

論理能力の欠如は、己の論理能力の欠落を矯正するかわりに、

たとえば、「気に入らない数学」を、国家権力で変えてしまった。

国家権力で「気に入らない数学」をカスタマイズさせた曽野綾子。

これが「曽野綾子の分際」だ。こうして、どんどん日本国人民から論理的思考能力がそぎ落とされていく。安倍晋三も曽野綾子の同類だ。





●【曽野綾子というでたらめ作家がいる。中学教科書において必修とされていた二次方程式の解の公式を、作家である自分が「二次方程式を解かなくても生きてこられた」「二次方程式などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは追放すべきだ」と言った。】

この後、夫・三浦朱門が教育課程審議会で削除を主張し、それで中学課程で「二次方程式の解の公式」は必修の事項ではなくなった。

・三浦朱門は、教育課程審議会(1996〜1998) において、会長をした。
(教育課程審議会(1996〜1998) 委員名簿
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/old_chukyo/old_katei1998_index/meibo/1309807.htm

・平10(1998)から、中学校数学の学習指導要領から「二次方程式の解の公式」が消えた。
(参考:中学校数学の学習指導要領の項目の変遷
http://web1.kcg.edu/~k_emi/math/j-math.html

・ 学習指導要領等(ポイント、本文、解説等)(平成20年3月・平成21年3月) では「二次方程式の解の公式」が復活している。
(参考:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/chu/su.htm
*−−−−−引用開始−−−−−−*
(3) 二次方程式について理解し,それを用いて考察することができるようにする。
ア 二次方程式の必要性と意味及びその解の意味を理解すること。
イ 因数分解したり平方の形に変形したりして二次方程式を解くこと。
ウ 解の公式を知り,それを用いて二次方程式を解くこと。
エ 二次方程式を具体的な場面で活用すること。
*−−−−−引用終了−−−−−−*

それでも直ちに教育に反映するわけではない。
兵庫県の場合、平成22、23年度からの実施だった。
(参考:http://www.hyogo-c.ed.jp/~gimu-bo/kyouikukatei/tyu/tyu04sugaku_point.pdf
*−−−−−引用開始−−−−−−*
新しい学習指導要領から追加 ・・・平成22、23年度に実施(太字の部分を追加)
A数と式・・・・(3)二次方程式

イ 因数分解や平方の形に変形することによる二次方程式の解法

(リーフ注:以下が太字部分)
・二次方程式の取扱い(内容の取扱い(3)のうち「平方して解くことの指導では係数が偶数であるものを中心とする )。」

ウ 解の公式を用いた二次方程式の解法
※現行課程「3内容の取扱い」(4)は適用されない。
[用語・記号]有理数 無理数
*−−−−−引用終了−−−−−−*

およそ、1998年〜10年以上、二次方程式の解の公式を学習しない中学生が誕生した。



●「集合と論証」に至っては、昭44(1969)にはあるが、昭52(1977)以降消えている。
高校で「集合と論証」をするのは普通科くらいだろう。しかし、大学受験で数学を必要としない人々は、「集合と論証」を学習しない。
その結果、どういう現象がおきているか。

作業現場においては、集合の考え方ができない。
ベン図が描けない。
データを振り分ける力のないデータを扱う人々が現場で仕事をしている。
これは恐るべきことだ。


●数学的な「集合と論証」の学習をしない場合、政治においては、逆と対偶の違いの判らない総理大臣が登場する。


【「株高なら景気が良い」というのは間違いだ。】

「景気が良い。ならば株高だ」。

これの逆は論証としては成り立たない。

「株高だ。ならば、景気が良い」とはならない。

対偶は成り立つ。

「株高でない。ならば、景気は良くない」。

安倍晋三の主張は全くでたらめだ。


初等数学ができない作家だの総理大臣だの国会議員というのは、数学の論証の逆と対偶の違いが判らないで政治をする。

これを看破できない野党革新も、初等数学ができてるのか?
国会で逆と対偶の違いを説明してやった方がいいのではないか?

逆と対偶の違いもわからないで、「株高なら景気が良い」、これで消費再増税する側もされる側も、全くつける薬がないではないか!


●曽野綾子は、「人間の分際」を理解できない。

「人間の分際」は<運命が変えられるか>とか、<努力が報いられるか>ではない。己の基本的人権が守られるかどうかだ。人間の基本的人権が守られるかどうかだ。

「人間の分際」は、自由選挙で初めて誕生した社会主義政権・アジェンデ大統領を軍事クーデターでひっくり返すことを、認めない。

「人間の分際」は、基本的人権を弾圧する社会を認めない。

「人間の分際」は、論理的思考の力の欠落を許さない。

「人間の分際」は、何でもかんでもセンチメンタリズムに流して終わらせるやりかたを認めない、。

「人間の分際」は、基本的人権を守る為に、近代市民革命で樹立した人民主権、democracy、社会契約説の最高の到達領域の原理を実現しようとする。

「人間の分際」は、人類が到達した至高の社会科学の原理を実現しようとする。


「曽野綾子の分際」は「人間の分際」を、理解する能力がない。


(了)
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