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2015年08月27日02:42

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8月27日の誕生花・浜木綿(ハマユウ)

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8月27日の誕生花と花言葉は、鳳仙花[ほうせんか](私に触れないで)、石榴[ザクロ](円熟した優美・子孫の守護)、薇[ぜんまい](秘めたる若さ・夢・夢想)、鬼灯[ホオズキ](いつわり・欺瞞)等々があります。今回は、浜木綿[はまゆう]を取り上げます。花言葉は、「どこか遠くへ」です。

ハマユウは、ヒガンバナ科ハマオモト属の植物です。海辺に生える常緑の多年草で、白色の花の様子が木綿[ゆふ](コウゾのから採った繊維で、神事のとき榊につ毛垂れ下がたもの)に見立てた事が和名の由来です。別名のハマオモトは、肉厚で長い葉がオモト(万年青)に似ている事によります。関東より南の太平洋沿岸の砂地に自生していますが,庭などに植えられていることもあります。
花は日没前後から強い芳香を発するようになり、大型のスズメガ科のガが吸蜜にきて花粉を媒介します。受粉後、花被筒と融合した子房が肥大して歪な球形の果実となり、熟すと裂開して丸くコルク質の厚い種皮に覆われた種子を数個落とします。この種子は海上を何ヶ月も生きたまま漂流する能力があり、海流に 乗って現在の分布域に広がったと考えられています。種子は水がなくても発芽し、机の上などに放置した状態でもかのうです。自然状態では海岸に漂着してから潮上帯の砂や砂礫の上で発芽し、雨が降って周囲に水が供給されたときに速やかに根を伸ばすものと考えられている主に温暖な海浜で見らる海浜植物です。花言葉の「どこか遠くへ」もこの植物特性に由来しています。
万葉集にも柿本人麻呂が詠んだ歌が一首あります。
「み熊野の 浦の浜木綿百重(ももえ)なす 心は思へど直(ただ)に逢はぬかも」
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