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2015年08月05日01:00

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松原健之コンサートツアー2015(磐田市民文化会館)8/2

今年も健之くんのコンサートツアーがスタートしました。初日は磐田。1500人のホールがほぼ満席の盛況でした。さすがふるさと。
10周年の記念の年のコンサートツアー。けれどそのはじまりは楽しみであると同時にちょっとだけ心配だったりもしました。健之くんは声帯ポリープの手術をして、1か月ほどの休養をとっていました。あんまり知識がないのでどの程度の手術なのかはわかりませんが、そのタイミングで手術に踏み切るということは、ツアーを治療した喉の状態で迎えたい、間に合わせられる、との判断だったのでしょう。その1か月、私は最初から会いに行く予定もなかったので、特に何も変わらないはずが、やっぱりそんな話を聞くと、どうしてるのかな、大丈夫かな、と気に掛けていた1か月、なんとなく、健之くん声を聞くまで落ち着きませんでした。幕が開いて、健之くんの顔を見ただけでちょっとほっとして、歌いだして、ああ、健之くんの声だ・・・となんだかそれだけで嬉しくなって、次は、サビで高音ちゃんと出るかな、なんて妙に緊張して(笑)。ああ、良かった、ちゃんと私の大好きな健之くんの声。もちろん、万全とはいかないと思うし(いかなくて当たり前)、声出しにくそうだな、なんて思った場面もありましたが、休養明けて、人前でこれだけの曲数を歌うのはたぶん初めてでしょうから本人も不安なところもいっぱいあったんじゃないかと思います。それでも、最後までちゃんと歌いきって、最後は本当にやりきった!って良い表情していました。ここで歌いきれたことで、健之くんもきっと安心したことでしょうし、これから歌っていけばどんどん回復していくと思うので、無理せずじっくり戻していってくれたら良いな、と思います。
コンサート冒頭のご挨拶で、まずはその休養で関係者にご迷惑をおかけしたことの謝罪、そして心配してくれた皆さんへの感謝。たくさんの方がお守りをくれたそうですが、「神様が喧嘩しちゃうんじゃないかってくらい」って、そんなことで、本当にたくさんの人に支えられていることを改めて感じたという健之くん。改めてこれまでの経緯を説明してくれました。手術をしてから1週間はまったく声を出さずに過ごし、歌って良いと言われたのが手術から3週間後。その歌い始めたばかりのときは高音がまったく出なくなっていて、本当に声は戻るんだろうかと不安になったそうです。「ほらー、僕、美声美声って言われてるでしょう?(笑)」なんて軽口まじりなのが、健之くんらしくてなんだかほっとしました。でも「僕の歌っているのは、高音の曲が多いから、そういう曲、もう歌えなくなっちゃんじゃないかな、って思ったりもしましたが」っていうのはたぶん健之くんの本心。本当に、戻ってきてくれてありがとう、って思います。

以下、曲目など全部ネタバレです。これから見る人いたらご注意ください。
記憶が頼りですが、たぶんだいたい合ってるはず(笑)。
そんでもって長いです、すいません(笑)。


16時開場の予定が、私が着いたのがそれよりだいぶ遅かったのにまた開場されてなくて、随分遅れて開場。そして開演も15分遅れ。猛暑の中なので、健之くんも「皆さんが熱中症にならないといいな」と心配していました。まあ、初日だから色々調整とか時間がかかっていたんでしょうね。

♪北の冬薔薇
♪雪

期待と緊張とちょっとの心配が入り混じったオープニング。襟とポケットのところが紺色になってる、青っぽいスーツ。襟もとのブローチが「T」のデザインだったかな。白のシャツにノーネクタイ。いっぱいの客席を見渡して、なんとも嬉しそうなほっとしたような表情の健之くんが印象的でした。とりあえず、イントロから、うわっ私の好きな曲!!と思ったところで既にテンションがおかしくなっていた気がします。そうして、久しぶりに見る気がする健之くんの姿。このくらい間隔があくなんて普通なんですけどね。ああ、やっと逢えた・・・って気がして、既に感無量・・・。こんなんで大丈夫なのか、私(笑)と我ながらちょっと思いましたけども。それでも、すぐにふざけたがる健之くんのいつもの口調に、なんとなく、私の方の最初の緊張はほぐれてきた感じ(笑)。

♪遠くへ行きたい
♪いい日旅立ち
♪歌の旅びと

次のコーナーには、今回初参加のチェロの岩永さんを迎えて、チェロとピアノメインのアレンジで「歌の旅」をしっとりと聴かせてくれました。
他の方の名曲を歌うことがテレビでも多くて、なんて話から、そういうのはテレビ局からこれ歌ってくださいって来るそうなんですが、もちろん中にはまったく知らない曲もあって、「そういうときは最悪です」最悪って(笑)。一生懸命原曲聴いて勉強したりするそうです。大変ですよね。
そんな中で「歌って欲しい曲ありますかー?」と突然リクエストを募りだしたりして。でも「川の流れのように!」「CDに入ってますので、買ってください」とか、にべもない(笑)。「襟裳岬!」突然モノマネを始める健之くん(笑)。いや、面白いけど、それ、喉に負担かかりませんかね!?と爆笑しながら余計なことをついつい。でもさ、健之くん、そのモノマネ、自分でも結構好きでしょ?(笑)「女性ばっかりなので男性の方もー」と言ってるそばから女性が何か言うから「すいません、男性じゃないですよね!?」とまじめな顔してツッコミ入れたり(笑)。もはや落とし所も何もあったものじゃありません。
今回のコンサートツアーにあたっての選曲、皆さんが喜んでくれるものを、と思いながらも、ついつい自分の好きな曲を選んじゃうって言ってる健之くんが、一番のびのびしてると思うので、もう、好きなように歌ってくれたら良いよ、ついていきますから。

♪無法松の一生
♪オーソレミオ

「皆さんのお近くに行きたいと思います」と客席に降りて歌ったのが、まさかの選曲(笑)。ていうか、それ、客席回りながら歌う曲じゃないでしょう!?そもそも、こんな曲いきなり歌っちゃって喉は大丈夫なのか!?とつい心配してしまうような選曲にびっくり。いや、正直、休養明けだから選曲も多少セーブしてくるかと思いきや、なんですか、この全力投球な選曲。でも、個人的には「無法松」はステージでどっしり歌って欲しいです。しかもピアノアレンジとか、なんだかとても斬新・・・。そして「オーソレミオ」歌う前に「みなさんも一緒に歌ってください!」って、歌えるかイタリア語!!と心の中でツッコミ(笑)。もう自分の席が完全に客席回りルートから外れてたからって、後ろの方を重点的に回る健之くんの姿を遠目に眺めながら、心の中でツッコミ放題ですいません・・・。でも、後ろの方まわりながら「あっ同級生のお母さんとお父さん!」とか、なかなかローカル感あふれてて、健之くんも楽しそうだなあ。

歌い終わったら客席の扉から消えていった健之くん。
そして、ステージ上のスクリーンには、さっきも出てきた「歌の旅」の文字。流れる映像は、テレ金ちゃんでいろんな楽器とコラボしてる映像。そして、時はさかのぼり、10代の頃の健之くんの写真。いろんな大会で賞をもらって、けれど、歌手への道は遠く、そうして、出逢ったのが、この曲・・・。

♪金沢望郷歌(箱馬アレンジ)

ブルーのシャツに、カジュアルなパンツ、そして、肩から青いタスキ「金沢望郷歌 松原健之」。カラオケセットと箱馬をごろごろとひいて、健之くんがステージに登場。「21歳の設定です・・・」って自分で説明しつつ(笑)「あー今日は磐田かぁ・・・」と客席を見て「うわっ!人がこんなにたくさん!!」そんな小芝居を織り交ぜつつ、デビュー前に金沢の街角で歌っていた頃のアレンジで「金沢望郷歌」を1番だけ。実はこのアレンジ、塩入さんだったんですって。こんな頃から御縁があったのですね。初めて知りました。

♪旅の終わりに

箱馬セットを重たそうに引きながら袖の方に行って「普通、ちょっとは痩せるんですけどね」なんて笑いをとっておきながら(笑)今度はそれをギターに持ちかえて、前進座の舞台「旅の終わりに」で歌手志望の青年役をやったときの話へ。その舞台の1場面を再現するように、ステージ上には居酒屋風のの小道具がずらり。そして、客は・・・まさかのバンドの皆さん!?また健之くんが喋ってて、こっち側は暗転してるうちから酒を酌み交わす小芝居をしてるのが地味に可笑しい(笑)。そんな舞台の雰囲気で歌った「旅の終わりに」で、一旦幕が降りました。

15分の休憩をはさんで、後半。

♪望郷じょんから

幕が上がる前からのイントロでもしや・・・と思いましたが、私の中で一番サプライズだったこの曲。そして、幕が開いたら、袴姿の健之くん。これこそ完全に想定外で、思わず「ええー!!」と叫んでしまいました。(←きゃー!じゃないんだな、私・・・)たぶん、史上初??の袴姿披露。3人がかりで着付けてもらったそうです。でも、白の着物に紺色の袴、なかなか様になってるんじゃないでしょうか。でも、ひとつだけ思ったのは、ここはやっぱり演奏に本物の三味線が欲しいなあ。
この「望郷じょんから」にも健之くんは思い出があって、高校生の頃、この近くの豊田町にのど自慢が来て、ゲストが細川たかしさんだったので、この曲で応募したのだそう。結果は見事に予選落ち。「その頃は謙遜とかそんなもの知らなかったから、当然本選に出られるもんだと思っていましたが、でも、逆に本選に出て鐘二つとかだったら今頃歌手になってなかったかも」なんて思い出を語りつつ、最後には「細川さんより上手く歌っちゃうと困るから落とされた」なんて無茶苦茶なこと言っていましたが。こらこら、怒られるよ(笑)。
10周年のメモリアルイヤーのコンサートツアーですが、この10年を振り返るというよりは、その原点となるデビュー前にスポットを当てたような曲が続きます。まだ私が知らない頃の健之くんのことを、こうして少しずつ知ることができて、それらは全部、今の健之くんにつながっていて、本当に今ここに歌手としていてくれることが幸せだなあと思えてなりません。

♪冬のひまわり
♪マリモの湖

その後は、オリジナル曲を2曲・・・ですが、これ、袴のまま行くの!?そういうイメージがなさすぎて、まったく頭がついていきません。ぽかーんとしているうちに終わってしまいました(笑)。いや、折角の袴なんだから、もうちょっとそういう雰囲気の曲歌ってよ!というより、ここで「無法松」歌いません!?その方が絶対しっくりくると思うんですけど!!

袴から着替えて、今度は光沢のあるグレーのスーツ。前着てたのとはデザインが違う感じ。うん、和装も良いけど、こっちの方がなんだかほっとする・・・(笑)。

ここでバンドの皆さんをご紹介のコーナーだったかな。皆さんのプロフィールになぜか「好きな食べ物」が書かれていて、みんな庶民的でなかなか面白いです。
パーカッションの楯さんは、コロッケ。クリームじゃなくてじゃがいものやつが良いそうな。
ウッドベースの斎藤順さんは宣伝部長ながら、今回まさかの新グッズなし(笑)。唯一あった新作は、CDとセット販売しているウチワ。これで営業活動してくださるのが、相変わらず面白い。
今回初参加の岩永さんは、生ハムメロンが好きだそうで、このあたりがメロンの産地なので、今日も楽屋に届いていたという話を健之くんがふると「でも、生ハムがまだ・・・」真顔で言うから、あの、なんかむちゃくちゃ面白いんですけど(笑)。横で爆笑していた順さんの後輩らしいのですが、なんですか、そういうのも先輩後輩の流れなんですか!?
最後は、ピアノの塩入さん。マイクを向けられて第一声が、健之くんに「声、良かったね」っていう塩入さんのあたたかい一言。本当に、心配してくださっていたんだろうなあ。ピアノとか楽器は壊れても買えばいいけれど、喉はかわりがきかないから、と健之くんをいたわってくれる言葉が優しくて、この人は健之くんの音楽だけじゃなく、支えになってくださっているんだなあ、と改めて感謝の気持ちです。ちなみに好きな食べ物がケンタッキーフライドチキン。まだ公表してなかったはずなのに、なぜか楽屋に届いてたって(笑)。

♪愛のうた
♪あなたに逢えて
♪三日月が綺麗だから
♪雪明かりの駅

後半はオリジナル曲中心の構成。
「三日月が綺麗だから」は、つんくさんがたぶん一番辛い時期だったであろう頃に詞を書いてくださった曲。つんくさんの想いを歌っていきたい、って話してくれる健之くんの歌声にしみじみと聴き入りながら、なんだかいろんな言葉にならない想いが胸にあふれてくるような気がしました。これも大切な大切な1曲ですね。
「雪明かりの駅」は、旅立つ女性と、ふるさとに残る男性の別れと旅立ちの曲。このふるさとに残る男性のことを健之くん「無農薬の農業をやるのか、公務員になるのか・・・」そんな具体的な発想はなかったわ、私(笑)。そうやって曲の前のMCで笑わせておいても、イントロが始まると途端に表情が変わって、歌の世界に切り替わる、そんな瞬間にはっとさせられるのが、なんとも言えず好きな瞬間です。

♪金沢望郷歌(10周年バージョン)

最後は、やっぱりデビュー曲。これを、10周年バージョンのアレンジで。わがふるさとは、静岡♪磐田♪袋井♪金沢♪っていろいろ変えて歌ってくれたのは、ふるさとへの大サービスですね。このアレンジでもみんなで健之!コールして、そんな一体感が心地良かったです。

アンコール。
黒のシャツに、ベスト、白のカジュアルなパンツでふたたび登場した健之くん。

♪津軽のふるさと
♪あなたに花を

構成として意外といえば意外なのは、ここに「津軽のふるさと」なかなか歌わないな、とひそかに気にしてはいたのですが、まさか歌わないなんてことないよね!?と思わせておいて、ここ。しかし、この大曲をこんな終盤に持ってくるあたり、なかなかチャレンジャーな構成ですね。これを歌い終わった時の健之くんが、本当に心からほっとしたというような表情だったのが忘れられません。ここまできたら、本当にやりきった!っていう想いがあったんでしょうね。
最後は、「あなたに花を」で、もう一度客席に降りて行って、特に後ろの方を駆け回っていました。「すみません、後ろの方を重点的に・・・」って、前列はものすごいいきおいでスルーされましたが(笑)。このラストになっても、結構なスピードで客席の間を駆け回って、なおかつ歌声がぶれてないのがすごい。

そうして、無事にコンサートは終了。開演16時半が15分遅れたとはいえ、15分休憩をはさんで実質2時間半のステージ。終わったら19時半でびっくりしました。いや、まだ明るいうちには終わるだろうと思っていたのに、もう外は真っ暗(笑)。
そして、そこから握手会が始まります。これもまた長蛇の列。後ろの方に並んだから、私の番が回ってくる頃には、20時半・・・。まだその後ろにも続いているから、これ、全部終わったの何時だったの??健之くん、長丁場で本当にお疲れ様でした。でも、お疲れのはずなのに、ひとりひとり、本当に丁寧に笑顔で言葉をかけてくれる健之くん。でも、私が何か言う前に喋り出されると、こっちが言おうと思ってたこと吹っ飛ぶんですけど(笑)。感想とかその場でちゃんと言えないので、また感想文書いて提出しようと思います(違)。

毎年のことながら、コンサートツアーは一気にやってくるスケジュールなので、次は2週間後の金沢にまいります。初日は、なんだかんだと色々気にしながらだったので、次はもっと純粋に楽しもうと思います。
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