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2015年07月22日16:49

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拙著関連のトークイベントの予告

 今月の定例の研究科会は、映画関係者その他の新メンバーの参加もあり、拙論「革命は電撃的に到来する」を読み、隠れた革命とその可能性について討議。ちなみに「革命は電撃的に到来する」とは、その生涯の半分近くの36年半を牢獄で過ごしたフランスの革命家ルイ・オーギュスト・ブランキの言葉。研究会後の二次会は久しぶりに早朝まで続き、いつものように小灘君の車で送ってもらい帰宅する。二次会では、半常連的な参加者でもある錬金術や映像研究者である松本夏樹氏とオウム真理教についてのエゾテリシュな興味深い話を交わす。なぜオウム真理教の影響がその後も一掃されないのかということの参考になったと思われる。
 連合赤軍事件もオウム真理教事件も、ヒューマニズム的な批判に終始する限りでは、それらを思想的に批判し、乗り越えていくことは不可能だろう。現代の思想が総じて駄目なのは、ヒューマニズムに終始することしか出来ないところにある。これはナチスのホロコーストに対してもいえる。
 まもなく刊行の『思想としてのファシズム』(彩流社)の「まえがき」で、本書の内容とは少し離れて現代思想なるものをリードしたフランスの思想に対するトータルな批判の一端を簡単に書いたが、これはいずれ、個々の思想家への内在的な批判としてやってゆきたい。フランス思想にうつつを抜かす人が多いが、フランス思想のヘゲモニーの正体が分かるだろう。
 また拙著に関連した、ファシズム、アナキズム、新左翼、右翼民族派などをテーマとした思想のトークイベントを、なんば千日前、味園ビルのなんば紅鶴で予定。なんば紅鶴では、以前、音楽関連のものと、謎の大阪案内のトークイベントをしたので3回目になる。イベントの内容は未定で、追って詳しく告知するが、2009年に、東京のジュンク堂書店池袋店でやったトークイベントのように、司会者の導入に応じて、私が、新著の内容に関連した思想状況について話し、後半は参加者との質疑応答になるだろう。多数の参加を期待。東京でもやってほしいという声があり、計画はまだ未定だが、東京でもトークイベントを行い、またオフ会などで交流の場を持つことが出来たらと思っている。

 拙著については摸索舎などでは、すでに先行販売していたようだが、Amazonでも、発売になったようだ。
http://www.amazon.co.jp/%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%BA%E3%83%A0-%E5%8D%83%E5%9D%82%E3%80%80%E6%81%AD%E4%BA%8C/dp/4779121434/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1437539881&sr=1-1&keywords=%E5%8D%83%E5%9D%82%E6%81%AD%E4%BA%8C

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